ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

太陽の塔(内部)


 年に何度も訪れている万博記念公園だが、太陽の塔内部に侵入したのは初めてだ。まさに「侵入」という表現がぴったりだった。それは単に1970年へのタイムスリップと言う陳腐なものではなく、未来へのいざないと言うべきトンネルだった。個人では多分行かなかっただろう塔の内部見学は、じねんクラブのサークル例会として企画された。
 改めて岡本太郎の偉大さを実感できた。太陽の塔の外観もさることながら、内部に彼の芸術性と思いが凝縮され、見る者に感動を与える作品である。彼の作品を解釈する基準に過去・現在・未来の輪廻が表現されていると言われるが、内部を構成する「生命の樹」は生命の誕生から人類の誕生までを、33種類の生き物で進化の過程を表し、未来に繋がる壮大なオブジェになっている。作品の根底に命の尊さが漲っている。入場料700円は高いと思ったが、塔外に出た時には価値ある700円だったと満足出来た。
 不満も残った。16人で予約していたが最終的に17人の参加になり、入館口に行くと予約者以外は駄目だと言う。一人だけ入れないことになった。役場の窓口と同じ様に杓子定規な対応にキレるシニアたちは、独りだけ残して入ることが出来ないので俺達も出よう!と声を荒げた。窓口女性は何度も事務所の中にお伺いに行き、最終的に一人だけ10分遅れで入館できるようになった。劇場の様に座席が決まっている訳ではなく、展示物を流れながら見物するシステムになっている。16人が17人になっても体制に影響は無い。ここではオープン当時予約客のキャンセルが相次ぎ、問題になったことも記憶に新しい。今でもキャンセル客があるので、個人で窓口に行けば当日でもキャンセル分だけは入館できる。


「再びの 夏を繋いで 50年」

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