ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

紅花襤褸菊


 コーラス練習に向かう道の途中に群生しているバニバナボロギクです。熱帯アフリカ原産で1949年に福岡で初めて見つかり、見る間に全国に勢力を拡げ帰化してしまいました。キク科の集合体ですが、舌状花はなく筒状花のみで構成されています。仲間にノボロギクがありますが、こちらも明治初期に渡来してきた帰化植物です。両者の違いは紅花と言われるように紅色をしているのに対し、ノボロギクは黄色です。ベニバナボロギクは頭花を垂れているのでも見分けが付きます。タンポポの様な綿毛を付ける様をボロに見立てて名付けられました。
 何時も観察会で見付けた時には、葉っぱを千切り味見して貰います。全草が液汁たっぷりで柔らかく、春菊の味と香りがします。この時季食べられる野草として重宝します。特に野菜の葉ものが高騰しているので、願ってもない野草です。料理法としては茹でて水に晒し、胡麻和え・辛子マヨネーズ和え・天ぷら.なべ物など使え、癖になるほど美味です。台湾では日本兵が食べていたので南洋菊とか昭和草と云う名前も定着しています。


「キナ臭い 過去へ舵取り 野生菊」

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