ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

過去へのご招待5

[401] 783.74m
(悩み無し) [PC]  2011/10/09 06:49:12    [削除]


   地元の山(剣尾山)に行ってきました。大阪府内で一番高い山と云われています。例えば金剛山などは隣の県とまたがっているので、大阪だけの山とは言えません。暑くもなく寒くもなく絶好のハイキング日和になってきました。この機会を逃してなるものかと今日も地元の山を歩きに行きます。犬も歩けばの慣用句通り、何かをゲット出来そうです。
 ところで、剣尾山は標高が783.74mでナヤミナシと読めます。まるで極楽トンボのロクのためにあるような山です。一度いらっしゃって下さい。


「そろそろに 赤くなりたる 山帰来」


[402] 高岳頂上 [PC]  2011/10/10 06:20:37    [削除]


   秋日和を満喫するために昨日も地元の高岳に登ってきました。720mと少し低いのに結構時間がかかりました。1時間も舗装した道を歩き、山道に入るとオフロードのバイクが、ハイキング道をズタズタに削り、歩きにくいコースに変わっていてうんざりです。帰りは違うコースで下山しましたが、降りてから車道を1時間近く歩き、くたくたになって車に辿り着きました。
 山頂は木が茂り眺望ゼロ。仕方ないので高圧線の鉄塔下から秋空を見上げて、空気だけをたっぷり吸って帰りました。マイナーな山なので出逢ったのは二人連れだけ、サルトリイバラだけは沢山あったのが救いです。


「天高く 蒼さに溶ける 送電線」


[403] 大飯原発 [PC]  2011/10/11 07:05:08    [削除]


   能勢9条の会から平和バスツアーで、大飯原発と舞鶴引揚記念館に行ってきました。福島の事故をきっかけに安全安心な電力の供給は緊急課題です。関電大飯発電所側から映像と模型を使っった説明がありましたが、何故か原発安心神話は空々しく聞こえました。
 ヒロシマ・ナガサキ・焼津・フクシマ、被曝はもう沢山です。福島周辺の子どもたちは、これから一生被曝検診を受けなければなりません。未来の子どもたちを危険に晒したくない!


「山里の 祭ばやしに 児らのバチ」


[404] 摩耶山頂 [PC]  2011/10/12 07:09:38    [削除]


   2週間振りの花曜日ハイキングは、王子公園から上野道と云う表参道を登り奥摩耶に行きました。近年ケーブルは営業されていませんが、頂上駅が摩耶山頂だとばかり思っていました。掬星台と云って広場があり、眺望が開けていますので、ハイカーはそこで昼食を摂ったり、休息したりします。
 仲間の方から一度頂上に行ってみたいと云われ、あまり知られていない頂上を探しに行きました。天狗道にちゃんと三角点と頂上の表記がありました。またまた発見です。


「急坂を 野菊のせいに 一休み」


[405] 秋祭り [PC]  2011/10/13 05:53:48    [削除]


   先日の3連休は地元神社の村祭りが各所でありました。街に出ている若者が秋祭りになると帰ってきます。へえ~こんなに若者がいたっけと思うぐらい集まります。知り合いに聞くと普段は全然顔を見せてくれないが、祭りの時には何をさておいても帰って来るとのことでした。誰言うともなしに年一度の同窓会になっているようです。
 小さな神社では神輿の担ぎ手がいないので、トラックに積み込んで村中を走っているのに出くわします。風情はありませんが、過疎化が進んでいると云う悲哀は伝わってきます。


「村祭り 神輿車に ピーひゃらら」


[406] 秋めいて [PC]  2011/10/14 06:44:05    [削除]


   柳生街道は随分と昔に歩いた記憶があり、記憶に残っているのは造り酒屋で頂いた試飲のお酒です。スルメなどのおつまみが置いてあり、湯飲茶碗で好きなだけ飲んで下さい、と云わんばかりの太っ腹なお店が気に入り、お酒を注文したのを思い出します。
 今回は忍辱山(にんにくせん)円成寺から奈良の若草山までのコース12キロを歩いてきました。国宝級のお寺、円成寺の庭には手入れされたウメモドキが実を沢山付け、モミジが色づいてきていました。


「秋最中 金と銀との 匂い満つ」


[407] ツルボ [PC]  2011/10/15 07:39:47    [削除]


   散歩道に沢山群生しています。白花もありルーペで観察すると可愛い花です。ちょうど蜂が吸蜜に来ていたので、いい感じの写真になりました。球根の皮を剥くとつるりとした坊主になるので、ツルボと名付けられたとか。
 ツルボは以前から食用にされていたようです。稲作が始まってからは忘れ去られました。加藤清正が中国から『救荒本草』を持ち帰って、再デビューしたようです。ユリ科なので鱗茎が食べられるとのことですが、ロクはまだ食べていません。


「毬栗を 蹴ってころころ 散歩道」


[408] 里山のスター [PC]  2011/10/16 06:28:11    [削除]


   朝出かける時に道路を悠然と歩いているクワガタに出遭いました。交通事故に遭わないようにそっと木蔭に隠してやりました。まさに里山だから出遭える昆虫です。クヌギなどの薪炭用の二次林がたくさん残っているおかげです。日本をエネルギーでもスローな国にしたいものです。
 息子が少年だった頃には、鼻高々で持って帰って自慢したことでしょう。妻から逃がしてやりと云われなかったら、今でも飼ってやりたいと云う子どもみたいなところが残っているロクです。


「ブランデー 自己満足の 渋皮煮」


[409] 秋の朝 [PC]  2011/10/17 06:51:26    [削除]


   窓から外を眺めていると、刻々と色が変わって行きます。綺麗だなあと陶酔している間に朝焼けが薄くなり、霧が山裾を流れます。暫くすると見慣れた景色になってしまいます。車の流れが活発になり人々の1日が始まります。
 ロクの1日はお茶を飲みながらの写真俳句作りから始まります。まだ完全に覚醒していないので、なんとも間の抜けた文章だったり俳句だったりします。後でこうすればよかったと嘆くことしきりです。


「朝霧や 山裾かすめ 鳥三羽」


[410] ミニ旅行 (武家屋敷) [PC]  2011/10/18 14:40:06    [削除]


   昨日、コーラスの練習が終わってから、車を連ねて奥猪名まで松茸のすき焼きを食べに行きました。兵庫県立の施設なので驚くほど安く宿泊出来ます。昨年の味が忘れ難く今年も団体でお世話になりました。今朝は篠山まで足を伸ばし、城跡と城下町の散策をして帰ってきました。
 松茸が終わるとボタン鍋の季節です。これも割安ですから皆さんにお勧めです。因みにボタン鍋コースは1泊2食6000円です。(ネットで『奥猪名健康の郷』を検索してみて下さい。)


「湯上りの 窓から冷気 牡鹿鳴く」


[411] 美術の秋 [PC]  2011/10/19 06:23:30    [削除]


   篠山の城下町周辺で沢山の方々がスケッチをされていました。人々は秋になると絵筆をとりたくなるのでしょうね。絵を描かなくなって随分と経ちます。絵具は干からびてしまって、油壺も固まってしまっています。写生などされているのを見ると、少し羨ましくなります。
 ボタニカルアートなどが今の活動に向いているはずですが、何時も出歩いて家にいる時間がないのを口実にしています。もの思う秋、少しは心豊かな時間も過ごしたいものです。


「お堀端 今日一日の 秋うらら」


[412] ボラの放精 [PC]  2011/10/20 06:09:58    [削除]


   月1回の自然愛好家サークルから甲子園浜の野鳥観察と浜辺の植物観察、さらに酒蔵巡りと欲張りな観察会に行ってきました。何でも見てやろうと云う好奇心旺盛のロクは、河口の橋の上からボラたちの観察を始めました。数匹の雄ボラが雌ボラを追い放精している場面に出くわしました。光線の加減か薄墨の様な感じで、一斉に雄たちは自分の子孫を残そうと、放精している光景はいじらしくうつりました。
 映像でしか見たことのない命の営みを、自分の目で直に観察出来たことがアクティブライフのロクへのご褒美でした。


「出世魚 今を盛りの 恋のボラ」


[413] シロバナサクラタデ [PC]  2011/10/21 07:27:08    [削除]


   月1回の定点観察会と云うことで里山観察会を楽しみました。秋の野の花が今を盛りと咲き誇り、記録と写真で皆さんの足が進みません。メモ用紙は見る間に植物名で詰まって行きます。地元のお百姓さんも好意的で笑顔で応対して頂けます。お邪魔させて頂いているという謙虚さが里山観察の鉄則です。心したいものです。
 今回の観察会ではセンブリと白花のサクラタデを観ることが出来ました。また、イヌホウズキやセンダングサも近くに別種類があり比較観察が出来ました。教えてもらっても2~3日経つと忘れてしまうロクです。


「川沿いの 十月桜 虫を呼び」


[414] 紅葉電車 [PC]  2011/10/22 06:58:03    [削除]


   地元ローカル線の一部車両が、秋バージョンのデコレーションをしています。夏には風鈴電車と云うことで新聞にも取り上げられました。果たして2匹目のドジョウがいるのやら。でも観光客を呼び寄せるための努力は買いたいものです。いかんいかん、評論家になってしまっています。
 我が豊能地域は日本でも有数の里山が残っています。大阪の酸素を一手に引き受けているぐらい緑豊かです。日本の原風景が色濃く残る地域、何か貢献しなければと思う今日この頃です。


「公園に 桜落葉の 色を撒き」 


[415] 散髪屋での疑問 [PC]  2011/10/23 12:30:24    [削除]


   泊りがけで定年退職者のお祝いの会に行ってきました。参加者のほとんどが既に現役引退と云う事なので、趣向を変えて記念写真は、内緒で後ろからの“どアップ”を撮りました。編集して「私は誰でしょう!」を作ろうと目論んでいます。
 そこで散髪屋に関しての疑問が湧いてきました。殆ど刈る必要がない人も同一料金を払わせられています。もう一つは散髪後、合わせ鏡で後ろを見せて「これでいいでしょうか?」と聞いてくれます。「もう少し長くして!」という選択肢はありません。


「人生に 節目節目の 落葉かな」


[416] 六角堂 [PC]  2011/10/24 07:40:39    [削除]


   西宮の酒蔵巡りの時に六角堂に案内してもらいました。今津小学校の校舎として1882年(明治15年)に建てられたと年表に載っています。木造西洋建築ではかなり古いものでしょう。当時から300人位の生徒がいたようです。こんな環境の中で教育を受けた児童は、さぞかし立派に成人したことでしょう。映画の一場面を観ているような錯覚にとらわれます。
 近代建築での日本の斬新さは世界の注目ですが、諸外国との交流が始まった頃からの蓄積の賜物なのでしょうね。


「走馬灯 青桐の実も 弾けをり」


[417] ミカエリソウ(1万人訪問) [PC]  2011/10/25 06:40:43    [削除]


   写真俳句を初めて1年以上になり、訪問して下さった方が1万人を超えました。度々メールなどで「見ているよ」と励まされたり「遊び過ぎや」と云われたりしながらのアップでした。「旨いね」との感想は頂いていませんが「よく毎日続いているね」とは皆さんの共通した感想です。
 誰が名付けたのかミカエリソウです。時々振り返ります。継続は力です。毎日アップだけが取り柄の「ロクさんのアクティブライフ」これからも宜しくお願い致します。


「おにぎりと カメラ片手に 秋の山」


[418] 山ガール [PC]  2011/10/26 06:58:23    [削除]


   月2回の花曜日ハイキングのリーダーがお休みなので、妻の案内で能勢妙見周辺の三角点巡りの縦走をしました。妙見口駅前に今をときめく“山ガール”の出現です。彼女たちのファッションは色合いこそ違え同じいでたち、動機付けは何であれ若者が山に目覚めるのはいいことです。間もなく“山ボーイ”がワンサカと出てくることでしょう。
 厚かましいロクは彼女たちに写真を頼みました。「前を向きましょうか?」「いえいえ結構です」と後姿だけ撮らして頂いたのです。多分彼女たちは後で「失礼だわ!」などと云っているかも。


「山ガール 風にコゲラの ドラミング」


[419] 山ガール(旧) [PC]  2011/10/27 20:28:48    [削除]


   一番元気な旧の山ガールたちです。新山ガールは一時のブームですが、旧山ガールは40年前からの筋金入りです。当時はサークルなどでよくハイキングに行ったものです。キャンプなどのアウトドアーも活発で、職場や地域から参加され、山の頂上からは美しいハーモニーが聞こえたものです。
 彼女たちは何故かおくゆかしく、写真も後ろ姿だけで満足されています。前から撮ろうとすると「アップにしたらあかんで!」と注文されます。そんな旧山ガールと月2回遊んでいます。


「負けへんで 動機に動悸が 追いつけず」(川柳)


[420] 片シボ竹 [PC]  2011/10/28 07:07:03    [削除]


    シニア自然大学校に入ってから竹に興味を持つようになりました。里山を語るには竹は欠かせない植物です。竹林が竹藪になっているのを観ると、何とかしなければと思います。小さな試みですが竹を使った工作なども色々と提供してきました。そんなロクが世にも珍奇な竹『片シボ竹』の観察に、播州龍野に行ってきました。
 龍野は三木露風を排出し『赤とんぼ』は町のシンボルになっています。薄口醤油の東丸やそうめんの揖保の糸でも有名で、小京都といわれ、町の人たちの優しいまなざしが印象に残る旅でした。


「刻まれし 皺も自慢の 竹の春」


[421] 醤油自動販売機 [PC]  2011/10/29 07:19:32    [削除]


   小京都龍野にはカメラを向けたくなるスポットが点在しています。大手の醤油工場のすぐ近くには、聞いたこともない零細な醤油会社もいくつかありました。旅行者はそんな地元の醤油を買ってみたくなるものです。薄口醤油を使ったソフトクリームや醤油饅頭なども売られています。
 眼を引いたのは醤油ともろみの自動販売機です。以前、卵の自動販売機を見た時にも吃驚ましたが、まさか醤油までやるかという驚きです。まさに日本は自動販売機王国です。


「光り差す 龍野の川に 鮎の落つ」


[422] サフラン [PC]  2011/10/30 06:50:51    [削除]


   地元の農家をされているお宅にお邪魔しましたが、庭のあちこちにサフランが独特な雄しべを垂れ下げ咲いていました。お聞きすると昔お爺さんが栽培して、乾燥したものを出荷されていたとのことです。当時は生薬としての利用だったと推察できます。古代エジプト・ギリシャ時代からヨーロッパで既に使われていたようです。食品の色付けはもっと後になってからでしょうね。日本では大分と長野で栽培されているらしいです。
 女性の血の道の妙薬と云うことですが、ヒステリーや眠られない時などに熱湯を注いで服用すると落ち着くようです。サフラン酒もいいようです。花も綺麗だし生薬としても利用出来るので栽培されたら如何かな。


「もの想う 秋の夜長に サフランを」


[423] 里山祭り [PC]  2011/10/31 07:25:32    [削除]


   日本一と云われている黒川の里山イベントがあり、ご近所の仲間たちと遊びに行ってきました。ダリア園の花は盛りを過ぎていましたが、イモ掘りや餅つきなど沢山の人出で賑わっています。模擬店で買い食いをしたり、子どもたちの工作を覗いたり、クイズに応募して賞品をせしめたり、童心に帰ったひと時でした。別の地区でのフェスタにも誘われていたのでイベントのはしごです。
 若者たちは今話題の鉄鍋を使ってピザを焼いていました。これは使えるので地元で試してみよう!と好奇心旺盛なおばさまたちと夢を膨らまして帰ってきました。


「ピザ焼きの テントに秋雨 煙り起ち」


[424] 秋桜 [PC]  2011/11/01 07:10:24    [削除]


   農家の庭先に揺れているコスモスが一番好きですが、最近は色んな種類の花弁が我々を楽しませてくれます。花弁が筒状の貝咲きコスモスと云うのもありましたが、写真のものは花弁が八重咲き状で、ひだがくっきりしており縁取りの美しい花でした。
 アメリカ原産のコスモス(cosmos)は宇宙と云う意味らしいです。何でかなと思います。秋桜と云う日本的な表現が詩歌にはもってこいですね。


「投げ入れし 小菊は何時も 妻に向き」


[425] 不法投棄中 [PC]  2011/11/02 06:49:47    [削除]


   ハイキング道に不法投棄監視中の立て看板がありました。その看板の後ろに捨てられていた机があり、不法投棄が先か、戒めの看板が先かが話題になりました。妻の口癖は「山にごみを捨てる奴は死刑だ!」過激ですがそれほど許せない行為です。一人ひとりのマナーが問われています。
 ごみで許せないのが煙草の吸殻です。車道に車から纏めて捨てて行く不届き者がいます。一流の車に乗っているつもりですが、そんなドライバーは三流です。


「木枯らしに 妻の拾いし ごみ一つ」


[426] シロダモ (雌花と実) [PC]  2011/11/03 07:29:29    [削除]


   箕面政の茶屋付近の観察に行ってきましたが、シロダモが小さな花をたくさん咲かしていました。別の樹に目を向けると赤い実と一緒に花を咲かしている木もあります。驚きです。帰ってから図鑑で調べると雌雄異株で雄花と雌花の違いがはっきりしました。赤い実は昨年受精して今年の秋に実ったものです。
 シロダモ(クスノキ科)の葉脈は主脈と支脈の3本が目立ちます。葉裏が白いので覚えやすい木です。岡山県では種の油から蝋燭を作るらしいです。


「シロダモに 絡み付いたる むかご採り」


[427] 文化祭 [PC]  2011/11/04 05:50:39    [削除]


   全国的に文化祭。自慢の作品展示など皆さんご苦労様でした。ロクは毎年地元コーラスの一員として参加しています。混声合唱団ですが男性群が少なく、口パクで誤魔化すことが出来ません。午前中にリハーサルがあり、本番が午後から。我がバスパートはリハーサルでしっかり先生に絞られて、殆どのエネルギーを使いきった感じです。
 お昼の休憩時間にお洒落なカフェに皆さんと行ってきました。この時間に文化を感じました。ロクの場合は食文化が一番似合っているのでしょうか。


「文化祭 心を載せて カプチーノ」


[428] リアルタイム [PC]  2011/11/05 07:17:37    [削除]


   10日間ほど写真に日付を入れませんでした。入れない方が何時でも使えると云う目論見からでしたが、何となく気持ち的に誤魔化しているようなので、やはりその時の感動などリアルタイムで伝えたいと、日付入りで写真を撮ることに戻しました。俳句も稚拙ですが写生にはこだわっています。
 何時も窓から雲の様子など眺めながらお茶を飲んで1日が始まりますが、朝焼けなどあると、何かいいことがあるような気持ちになります。せめてこの掲示板を見て下さってる方々には希望に満ちた1日であればいいなと思うひと時です。


「朝焼けの 色を移して 草紅葉」


[429] 亥の子 [PC]  2011/11/06 07:28:35    [削除]


   亥の子の季節になりました。この行事の歴史は古く、古代中国から伝わったとの説もあります。貴族から民間へ広まって行ったようです。特に西日本の各地に今も残っています。刈り入れの時期だから収穫を祝ったり、子孫繁栄とか万病除去、さらに冬の準備など様々です。能勢は京都の亥の子唄が伝わっています。
 前もってお知らせがあるので、子どもたちの到来を今か今かと待ちます。声がだんだん聞こえてきます。♪亥の子の牡丹餅祝いましょ~1つや2つじゃ足りません~蔵に千石積むように~お神酒を供えて祝いましょ~ひとつ ふたつ みっつ~……~♪


「手作りの 獅子を振り振り 亥の子かな」


[430] レベルアップ [PC]  2011/11/07 06:51:33    [削除]


   毎月1回の男の料理教室も18回目を迎えました。包丁捌きも旨くなり、先生から指示される色んな切り方も判るようになってきました。何よりも仕事が早くなりました。今回の献立は簡単グラタン・ヤーコンサラダ・キクイモスープ・りんごケーキでした。こだわりは地元栽培野菜を使うことです。自分の菜園で作られた野菜も使っています。
 完成した料理は皆さんで頂きます。「今回が一番美味しかったわ」の言葉に笑いがおこり和やかな昼食会です。キクイモやヤーコンの新しい使い方などが興味を引きます。皆さん実際に家で作っているかは疑問です。


「菊芋の 茎枯れ始め 土手道に」 


[431] 僕の散歩道 [PC]  2011/11/08 06:01:50    [削除]


   暦は冬になりました。それを裏切らないような肌寒い朝になりました。畔道は草紅葉が始まり、ロクの散歩道はエノコロ草が枯れて冬の到来を告げているようです。この道は買い物に行ったり、よく使っている会場に行ったりする時に通る道です。土手道なので水鳥や魚などを探しながらの散歩が出来ます。運がいいとカワセミなどが川面をかすめて飛んで行く姿に出遭えます。
 地道だし、四季折々の草花が楽しめます。春にはオオイヌノフグリが宝石を散りばめたように咲き誇り、夏にはキツネノカミソリが咲き、蛍が飛び交います。秋は彼岸花が緋の絨毯を敷いてくれます。冬でも日当たりが好いので、春を待ちきれない草花が咲きます。


「猫じゃらし 揺れて穂先の 南向き」


[432] 世界遺産 「醍醐寺」 [PC]  2011/11/09 07:45:05    [削除]


   花曜日ハイキングで滋賀と京都の県境にある音羽山に行ってきました。京阪大谷駅から歩き始め、階段ばかりの山道をひたすら登り、尾根道に出るまでが息切れ切れでした。後は比較的緩やかなコースで、眺望も開けたりして息抜きが出来ました。昼食場所に選んだ「牛尾観音」は清水寺の奥の院とのこと。そのあと高塚山を経由して醍醐寺まで下りました。
 拝観料がいるので醍醐寺本山の中までは入りませんでしたが、帰ってから調べると世界遺産に登録されているとのこと、次は何時行けるか知れないので拝観しておいたら良かったのにと悔やむことしきりでした。


「冬と聞き 一枚余分で 山に行き」


[433] 雪景色 [PC]  2011/11/10 06:55:20    [削除]


   ここ2・3日雪が降っても可笑しくない様などんよりとした空模様です。まだ霜が降りたりするほどの気温ではありませんが、今までが暖か過ぎたので急に寒くなると堪えます。昨日から電気ストーブを出しました。因みに今朝の外気温は8度です。
 9月イタリアに行った時、映画のロケシーンに出くわし、一部始終を観てきました。本当に上手く冬景色を作り上げます。出演するエキストラたちは毛皮のコートなど羽織っていました。冬到来の今日まで写真のアップを待っていました。


「冬めきて バス待つ人の モノトーン」


[434] イルミネーション [PC]  2011/11/11 07:11:32    [削除]


   街はクリスマスの飾りつけで賑やかになってきました。JR大阪駅の金銀の時計広場にもイルミネーションが灯っっています。周りの木々にもイルミネーションが灯りクリスマスを演出しています。テレビで報道されたので覗きに行ってきました。あれほど話題になり賑わった大阪駅ですが、今はわざわざ訪れる人も少なくなり、人の姿も疎らです。勤め人などは家路を急いでいます。
 時折、大阪のてっぺんから物見遊山で都会を覗きに来る物好きがいるぐらいでしょうか。もう少し時間が遅くなれば若者たちが集まるかもしれません。


「紅葉より ひと足早く 灯の点り」


[435] 連理の枝 [PC]  2011/11/12 06:14:32    [削除]


   服部緑地の西入口に見事な「連理の枝」があります。ほとんど気付かれていないように思います。我々の仲間の話題に登らないからです。樹種はハリエンジュ(ニセアカシア)です。違う根から成長した枝が一か所で合体している様子を、白楽天の漢詩「長恨歌」の男女の仲睦じい様子になぞらえて「連理の枝」と呼ばれています。
 中年女性に人気の韓国ドラマ「冬のソナタ」に主演の女優チェ・ジウとチョ・ハンソン演じる韓国映画「連理の枝」のラブストーリーは悲恋物語で多くの涙を誘っているらしいです。一時ヨンさんブームの時、それより上のロクさんだと言ったものです。


「梢から 冬のソナタの 奏でけり」


[436] 小野アルプス [PC]  2011/11/13 07:27:05    [削除]


   地元の山グループから加古川線で行く小野アルプスに行ってきました。鴨池には既に何種類かの鴨が飛来してきています。ハイキングマップによるとピークが8つもありワクワクしそうなコースです。何とまあ、とり付きの山が結構な岩場の山です。鎖もないのでメンバーの女性の足が進みません。這いつくばって怖々登っています。妻などお転婆なので、仲間の女性に「岩から体を離して!足場をしっかり探して!」などとアドバイスをしています。頂上に立った時には精魂使い果たしたといった状態です。
 ショートカットを望む女性をなだめすかして、後の7つの山を縦走してきました。秋のつるべ落としにも間に合い、3時過ぎには最後の山を後にしました。完歩出来た後の達成感には清々しいものがあります。


「水鳥の 餌に群がる 声猛し」


[437] ふれあい茶話会 [PC]  2011/11/14 06:54:23    [削除]


   恒例のふれあい茶話会に招かれました。世代間交流で区毎に色んな行事が催されます。我が区内には芸達者が揃っていますので、出し物も豊富です。撮り貯めた8ミリ映画を上映して下さり、数十年昔にタイムスリップしたり、能勢のプレスリーがコスチューム宜しくギターを掻き鳴らしながら歌ってくれたり、何曲もレコード化された地元ソングの披露と踊り等もありました。
 ロクは今までは自然工作をやってきましたが、今年は折り紙工作を提供しました。千代紙を使った爪楊枝入れと羽ばたく鶴です。お年寄りの方に喜んで頂けました。


「冬日射す ホールに児らの 跳び跳ねて」


[438] 赤とんぼ [PC]  2011/11/15 06:49:32    [削除]


   コーラスの帰り道に赤とんぼが何匹も飛んでいました。何時もの土手道です。なかなか巧く写真が撮れません。アキアカネが少なくなってるということなので、もしかしたらと云う期待がありました。帰ってから名前を調べようとしましたが、なかなか同定が難しいです。赤いトンボは何種類もいるので、同定出来ずに赤とんぼのままでした。
 根が単純な極楽トンボのロクは誰も歩いていない土手道を、これ幸いと♪赤とんぼ♪を大きな声で歌いながら帰りました。


「立ち止まり この指止まれ 赤とんぼ」


[439] おねだり [PC]  2011/11/16 06:57:45    [削除]


   池の傍を歩いているとガーガーと煩いこと。2匹のアヒルが近付いてきます。湖畔で花の写真を撮ろうと立ち止まると、道までよちよちと上がってくるではありませんか。多分、餌を貰えるものと思っているのでしょう。その仕草が何とも可愛いものです。
 これからの観察は花から野鳥に移って行きます。小野町の鴨池公園には沢山の水鳥が飛来してくるらしいので、冬本番と云う時期に一度訪れたいものです。


「冬鳥も 近寄り難き おらが池」


[440] アメリカイヌホウズキ [PC]  2011/11/17 07:15:48    [削除]


   何処にでもある帰化植物です。イヌホウズキとの違いは実の付き方と、実の光沢らしいですが、写真のものは実に光沢があるので、アメリカイヌホウズキだと思います。別名でもテルミノイヌホウズキと云うぐらい光沢があります。花と若い実と熟れた実が一緒にあるので写真に収めました。
 実に毒があるので見向きしませんでしたが、疲労回復の薬用酒になるとのことです。乾燥させた全草100g・砂糖150g・ホワイトリカー1.8Lに3か月漬け込み、布で濾して20~40ccを服用すると疲労回復に効くらしいです。


「百薬の 長も過ぎたか 医者通い」(川柳)


[441] ツメレンゲ [PC]  2011/11/18 06:50:31    [削除]


   ベンケイソウ科で、多肉質の葉の尖った様子を、獣の爪に見たてて付けられた名前です。何時も定点観察に行くところにたくさん生えていましたが、ほとんどなくなっていました。多年草だから増えることがあっても、なくなることは考えられません。
 山野草愛好家に好まれているので、心無い業者が盗掘したのかもしれません。山野草は現地にあってこそ色んな表情で我々を楽しませてくれます。「やはり野に置け蓮華草!」なのです。


「観察を 休みし友や 爪蓮華」


[442] 春黄金花 [PC]  2011/11/19 08:13:03    [削除]


   春先にいち早く黄金色の花を咲かせるので、いい別名を付けてもらっています。お馴染みのサンシュユです。今はサンシュユの実がよく目立ちます。如何にも美味しそうなので、直ぐ食べてみたくなり口に放り込みます。余り美味しいものではないので味見だけ。生の実はその程度ですが、この実を乾燥させたものを処方したのが漢方の「八味地黄丸」で1800年の歴史があるとか。サンシュユ酒にして毎日頂くと元気になるらしいです。
 乾燥させて種を取り除いた実200g・砂糖200g・ホワイトリカー1.8Lに3カ月付け、盃一杯を飲むと好いらしいです。滋養強壮・疲労回復・冷え性・不眠症等に効果ありとのことです。シルバーがゴールド(黄金)に変わるかも!


「背を丸め うとりうとりと 冬の雨」


[443] 雨の夕暮れ [PC]  2011/11/20 06:51:30    [削除]


   終日雨が降り、ロクを閉じ込めてしまいました。こんな日はパソコンと遊ぶか、工作室の片付けをするか、日頃観ないテレビにかじりつくかで、時間を持て余しています。ロクは外に出ないと精彩を欠きます。草花と話をしたり、鳥たちの囀りを聴いたりするのが元気の源です。初冬の夕暮れは寂しいものがあります。5時前でこの暗さです。
 録画していた「悪人」を観ました。なかなか観応えのある映画で、ロケ地を訪れた親近感もあったでしょう。今年の夏に訪れた福江島を思い出しながら、映画の世界にはまり込んでいました。


「山裾を 白露流れ 暮れなずむ」


[444] 板長ロク [PC]  2011/11/21 06:08:51    [削除]


   先ず修正。昨日の俳句「白露」は「白霧」に、一昨日の「うとりうとり」を「うつらうつら」に訂正。本人の思い込みと入力ミスでよく間違うのです。一旦アップすると修正が効かないのが難点です。削除してしまうと続き番号が飛んでしまうのです。
 親しい友人から美味しい日本酒を頂きましたので、それに合う料理をと奮発しました。小鰤が手に入ったので、鰤しゃぶにするべく、全部お刺身用に捌きました。残ったアラは鰤大根に、鎌は塩焼き用に取って置きました。カマスも手に入ったので、背開きにして一夜干用に、ちょっと板長になった気分のロクでした。


「鰤鍋に 酒が合うねと 上気して」


[445] ケンポナシ(実と種) [PC]  2011/11/22 06:25:43    [削除]


   この一週間で武田尾に2度も行ってきました。一度目は定点観察会で植物観察。昨日は武田尾に詳しい方の案内で、歴史探訪の色合いが濃い観察会になりました。武田尾温泉は寛永18年豊臣方の落ち武者武田尾直蔵によって発見されたとのことです。また水上勉の小説「櫻守」は「まるき」旅館で執筆され、笹部新太郎の桜に対する情熱が描かれました。その舞台桜の園までを歩いてきました。
 自然工作にこだわっている仲間は、そこでケンポナシの実を拾い集めます。一風変わった実は甘くって渋みがあるのですが、我々には種が重宝します。動物の鼻になったり、目に使ったりします。


「柵の中 リースにしたき 梅もどき」 


[446] 初霜 [PC]  2011/11/23 06:59:46    [削除]


   花曜日の山歩きで信貴山に出掛ける朝に、この冬初めての霜が降りていました。外気温を視ると1度です。多分6時頃は氷点下近くだったのでしょう。バスを待つ間の冷たいこと冷たいこと。ストックを持つ手がこわばります。天気は上々で歩きには程よい気温でした。近鉄服部川から高安山に行き信貴山に下るコースで近鉄信貴山下駅まで歩きました。
 ロクの日課に外気温測定が加わります。自虐的趣味が在るのでしょうか。最低気温が更新される度に自慢したくなるのです。今日は氷点下○○℃だったよ!などと。


「初霜に 身震い一つ バスを待ち」


[447] 福瓦 [PC]  2011/11/24 06:53:05    [削除]


   今回の信貴山には初めて訪れました。生駒山と信貴山はつながっているので、多分歩いていただろうと勝手に思っていました。山全体が信仰の場所で、余りのお堂の多さにびっくりしました。信貴山だけで1日がつぶれそうな観光地です。宗教のフルコースが揃っていそうな雰囲気の場所です。八百万の神も揃っています。
 同行のお仲間から「瓦を見てごらん!」と声がかかりました。小さなお地蔵さんを祀ってある御堂の瓦が眼を引きました。別に我が家が寄進したのでもありませんが、全部に「福」の字が。


「境内の 銀杏落ち葉 風に舞い」


[448] トウネズミモチ [PC]  2011/11/25 07:26:38    [削除]


   名前の通り唐(中国)原産で、街路樹や公園などに植えられていますが、近年野生化したものが拡がっています。外来侵略植物と云うことで嫌われ者になっています。ネズミモチとの区別は、葉の主脈が透けているかどうかで簡単に見分けがつきます。トウネズミモチは光にかざすと脈がくっきり見えます。実もネズミモチよりは丸みを帯びています。
 このネズミモチは両方とも強壮剤として人気があります。「女貞子」と云う生薬です。民間では焼酎に漬け込んで楽しんでおられるようです。侵略外来種を駆除するためにも、しっかり実を採って下さい。


「里山に 波を描いて 鵯の飛び」


[449] 秋冬同居 (秋から冬へ) [PC]  2011/11/26 07:46:16    [削除]


   窓の外に目をやると霜が降りています。外気温を観に行くと昨日同様の氷点下です。昨日もラジオで一番寒い所は大阪の能勢ですと報道されていました。山は錦秋に染まってきています。まさに秋と冬が同居しているようです。秋と冬がせめぎ合っていると言った方がいいのでしょうか。
 今日は能勢のPTAコーラス発表会で、小・中・高の学校のPTAと先生方が声を競います。我が合唱団はどちらかと云うとゲスト出演の色合いが濃いものです。合唱団だからという皆さんの期待もあるので、どうしても力が入りますが実力はまだまだです。


「緋の色に 色を変えつつ 冬日射し」


[450] コーラス交流会 [PC]  2011/11/27 07:47:54    [削除]


   毎年、各学校PTAの持ち回りでコーラス交流会が開催され、今年は27回目です。参加校は8校で、我が合唱団も参加させてもらい、あっという間の3時間でした。小学校のPTAコーラスでは子どもたちも参加したりします。手話をしながら歌ったり、踊りを入れたりと華やかな雰囲気です。
 ベートーベンの第九「喜びの歌」をドイツ語で、ポピュラー曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」で盛り上げ、合唱曲の名曲「落葉松」でしっとりした雰囲気に浸ってもらい、難度の高い選曲のせいか、さすが合唱団と言ってもらいました。


「ホールには 小春日和の 声満ちて」


[451] 契り塚 [PC]  2011/11/28 06:53:30    [削除]


   大阪府知事選の投票を済ませて、妻と山の下見に行ってきました。半年前に一度行ったのですが、下山ルートを探しきれずに藪こぎした苦い経験のある山です。ある宗教法人の敷地・七面山から登り始めて、釈迦ヶ嶽~小和田山に至るコースです。皇太子の結婚時にはあれほど人気があった山ですが、ほとんど忘れ去られたようで、人の歩いた気配がありません。今回は目指す釈迦ヶ嶽へは直登で頂上まで登り切り、後は前回のコースをたどり、難なく目的を果たしました。下山は初めての林道を歩いてみました。舗装されている歩きやすい勾配でピストンコースを避けることが出来ました。
 初めてのコースには発見もあるものです。途中に古墳群もあったり、あるお寺には「契り塚」と云うのがあって、用意されてある小石を赤い糸で結び、末永い契りを願えば叶えてくれると云うものです。余り信心深くないロクも小石を結んで置いてきました。


「青春の 響きを残し 山は冬」


[452] ボジョ―レヌーボ [PC]  2011/11/29 07:25:03    [削除]


   毎年親しい友人から、ボジョ―レヌーボが届きます。ちょうどいい夫婦(11月22日)に合わせたように贈られてきます。かなり以前は帰りが遅くなっていましたが、最近は夕食時には一緒にいる方が多いので、その日の料理に合わせてワインにしたり、日本酒にしたり、ビールにしたりと夕食を楽しんでいます。家では飲まないと決めていましたが、鍋料理やおでんとかシチューなど温かい料理には酒を欠かせません。
 赤ワインは血をサラサラにするとのことで、毎日欠かさず飲み続けていました。9年前に倒れた頃も、山から降りると直ぐに赤ワインを飲んでいたなと苦い思い出がよぎります。


「湯気の立つ 鍋の向こうに 妻の居て」


[453] 山装う! [PC]  2011/11/30 06:08:14    [削除]


   妻の山グループの方と3人で能勢の妙見を歩いてきました。何時もならコースを決めて歩くのですが、昨日は行き当たりばったりの「間違ってもいいや!」という気楽な山歩きでした。妻たちは最低でも週1回は山を歩かないとダメなようです。何がダメかはよく判りませんが。コース途中で立ち止まり感嘆の声あげることしきりでした。それほど綺麗に山全体が染まっていました。
 春は山笑う!・夏は山滴る!・秋は山装う!・冬は山眠る!と古くから言われてきましたが、まさに錦の装いで我々を迎えてくれました。


「古稀過ぎて 山装いし 中に在り」


[454] 水車のある里山 [PC]  2011/12/01 07:47:49    [削除]


   周りを山に囲まれている小さな集落に水車が音もなく回っていました。朝露に陽が差し込みきらきらしています。一昨日に続いての紅葉探しと自然観察会です。新暦最後の秋風景の中、汗をかきながらの3万歩を歩いてきました。紅葉で有名な高取城跡はカメラマンの多いこと。にわかカメラマンも沢山いたようですが、果たして満足のいく写真が撮れたことやら。
 能勢の田舎からはちょっとした小旅行気分になりますが、遠いので後の反省会に十分な時間を割けません。後ろ髪を引かれる思いで帰路につきました。


「山道に 師走の来たる 気配なし」


[455] カルガモ [PC]  2011/12/02 06:52:44    [削除]


   何時もの散歩道には沢山のカルガモが集まって来ました。ざっと見て30羽ぐらいかな。歩いて近づくと離れ離れになってしまいますが、しばらく佇んでいるとまた集まって来ます。雄鳥でしょうか?絶えず羽ばたいて、頻りにアッピールしているようです。恋の季節かもしれません。
 水藻などの種類と量によるのか、他の水鳥は余り寄って来ません。カルガモが「俺の縄張りだ!」と威張っているのかもしれません。下流まで行くとヒドリガモたちにも会えるのですが。


「水尾引き 流れに任す 浮寝鳥」


[456] 虫たちの世界 [PC]  2011/12/03 07:38:44    [削除]


   毎年12月になるとコンテンポラリー・アート展が自然大学校の活動の一環として開催されます。自然工作や絵画・写真・書道・陶芸などの工芸品なども出品されます。我が研究科は自然工作にこだわっているので、自然物だけの工作を作ります。「絆」をテーマに「動物家族」「虫たちの世界」「バードクラフト」の3作品を出品しました。
 担当したのは「虫たちの世界」です。色んな種類の昆虫が集まりました。それらの昆虫を樹の根に配置しましたが、写真ではよく判りません。こんな物が工作に使われていると云う驚きを提供したつもりですが。


「冬の蜂 心を鬼に 閉じ込める」


[457] おせち料理 [PC]  2011/12/04 14:22:54    [削除]


   昨日の「男の料理教室」はおせち料理に挑戦しました。富貴寄せ煮・田作り・たたき牛蒡・伊達巻・芋の茶巾絞りとお吸い物は鯛の潮汁です。今回は飾り切りを教えて頂き「板さん」になったような気分でした。人参のねじり梅・小芋の六方・レンコンの花形・椎茸の亀甲・筍の日の出切り・葱の白髪切り・こんにゃくの手綱など。
 午後からは泊りがけでミニドックに行ってきました。昼にしっかり正月料理を頂いて、夜にも美味い懐石料理が出ました。食い過ぎと飲み過ぎ状態でのミニドック、結果は如何に出ますことやら?


「椀の中 白髪に切りし 葱浮かぶ」


[458] 掃いても掃いても [PC]  2011/12/05 06:59:13    [削除]


   泊りがけで大名気分の定期健診に行きました。会場は以前勤めていた会社の保養所です。検診までの時間を利用して敷地内を散策しました。まだ掃き清められていない朝の散策は風情があります。落ち葉が道に彩りを添えています。赤・黄・橙が入り混じり、言い表せないグラデーションの世界です。
 切った桜の幹にお掃除小人が乗っています。孫生えの枝から黄葉した葉が風に落とされて散って行きます。この時期の落ち葉掻きはいくら掃いてもきりがありません。落ち葉焚きでお芋を焼いた懐かしい昔が過ります。


「鼻歌を 何時終わろうか 落葉掻き」


[459] 龍王山遠望 [PC]  2011/12/06 06:57:50    [削除]


   2度ほど歩いた地元の竜王山です。能勢には他にも竜王山があり、紛らわしいので地区名を冠して○○の竜王山と呼びます。おらが村の富士山と同じぐらい、竜王山は各地にありそうです。雨乞いの神さんとして信仰の対象にされてきた所以でしょう。土地の人は「竜王さん」と呼びます。来年は辰年ですから年明け直ぐに両方の「竜王さん」を登ってみようとひそかに思っています。
 コーラス練習の帰りに山を遠望すると、まさに山装うで思わずカメラを向けました。今年の紅葉は遅かったので景色は秋冬同居です。今年のコーラス発表をすべて終えたので、少し余裕を持って練習に臨んでいます。


「古日記 幾度山に 通ったか」


[460] アレチウリ(特定外来生物) [PC]  2011/12/07 07:24:56    [削除]


   菊芋を掘りに行きたくなって近くの河川に行きました。枯れた菊芋の茎が倒れてしまっているので、根元を探すのが大変でした。もう少し早く行けば沢山の菊芋が採れたはずなのに残念です。その川にはアレチウリが繁茂して今までの植物が駆逐されています。アレチウリは環境省が指定する特定外来生物の植物12の内の1つです。1952年静岡清水港で初めて確認されました。
 アメリカ・カナダからの輸入大豆に混入していたと考えられています。今TPPで関税撤廃が叫ばれていますが、自然環境保護の面からも注視するだけではなく、アクションを起して行きたいものです。


「枯茎に 芋の在りかを 吾訪ね」


[461] ゴールドクレスト [PC]  2011/12/08 06:45:21    [削除]


   今の家を建てた20年前に友達からゴールドクレストを頂きました。香りの良い木で葉の色も美しいので大切にしていました。しかし、甘やかして育てたからか、見る見るうちに大きな木に育って行きました。涙をのんで伐採してしまったことがあります。
 同じゴールドクレストですが、刈り込まれて螺旋状の幾何学的な形にされています。木にとってはストレスです。盆栽なども日本の文化ですが、自然愛好家のはしくれとしては、あまり好きになれません。と云うより自分自身ではやらないと云う意味です。


「大雪を 過ぎて今日は 厚着なり」


[462] マガモペアー [PC]  2011/12/09 07:16:06    [削除]


   曇りとの天気予報を信じて水鳥観察に昆陽池に行ってきました。冷たい雨が降り続き、結局傘をさしての観察会になりました。水鳥の種類も量もさほど多くはありません。お昼には管理センターで暖をとらしてもらいました。来月になればもっと沢山の水鳥が飛来してくることでしょう。本格的な冬の到来を待ちましょう。
 カモ類はオシドリに限らず夫婦仲が良いようです。ロクの観ていないところで夫婦喧嘩をしているカモ知れませんが、お互いに自分の役割を果たしているようです。動物たちに教えられるホモサピエンスです。


「冬の雨 おしどり夫婦を 寄り添わせ」 


[463] イイギリ [PC]  2011/12/10 07:32:15    [削除]


   雨の中で落葉前の黄色く透き通った葉と赤い実が目立ちます。樹木名を確認するまで「はて何だったかな?」と云うぐらいあまりお目にかかりません。イイギリですがキリとは別種です。葉が大きく桐に似ているのと、葉で飯を包んだので「飯桐」と名付けられました。実の付き方がナンテンに似ているので南天桐と云う別名を持ちます。
 葉は昔から黄色・茶色の染料として用いられ、成長が早いので薪炭用としても使われたようです。しかし里山ではあまり見かけません。特定の地域で育てられたのかもしれません。


「開高忌 薄日を拾い 輝けり」


[464] 2008アラスカ [PC]  2011/12/11 08:57:57    [削除]


   新田次郎や星野道夫の本からの影響か、アラスカのオーロラに限りなく近付きたいと云う願望を持っていました。実際に実現したのは数年前です。国立公園がクローズになると云う時期に訪れました。我々が最後の客でした。現地のアメリカ人でも行ったことがないと云う極北に近い所です。昨夜は皆既月食が見られると云う興奮からオーロラまで連想してしまいました。
 何時もは早寝のロクですが、遅くまで皆既月食に見入っていました。若い頃から天体にロマンを感じていたので、月の欠けて行く様をつぶさに観察、寒さに身をさらし眠気をふっ飛ばしながら。


「月隠れ 煌めく星座 寒空に」


[465] 美男蔓  (サネカズラ) [PC]  2011/12/12 07:25:18    [削除]


   如何にも美味しそうな赤い実がツル状に稔っています。土曜日の山の例会で、道端にぶら下がっているサネカズラを仲間の一人が口に入れました。「正ちゃんこれ甘いで!」と教えてくれました。何でも口に入れて確認したいロクのお株を盗られたようです。昔から武士の整髪に使われていたので美男蔓との別名を持ちます。一方、滋養強壮や咳止めなどの生薬としても実を使っていたようです。毒ではなかったので一安心です。
 先日はトウネズミモチの実を沢山採って帰ったので、今回のサネカズラは遠慮しておきましょう。これ以上美男になったり、若者顔負けのパワフルおじんになっても困りますので。


「古を 訪ねし道に サネカズラ」


[466] 霜降り葉牡丹 [PC]  2011/12/13 06:51:31    [削除]


   本格的な冬の訪れを感じます。山の木々たちも葉を落とし、モノトーンの寒々とした景色に変わってきました。畑に目をやると葉牡丹が霜になんか負けないぞ!とばかりに凛と育っています。横の土手に目をやると、陽を受けた枯れススキなどから靄が立ち上がります。そこだけが暖かそうです。冬の景色です。
 我が家のセイロンベンケイソウも霜に晒され萎れてしまいました。辛うじて生き残ったものを室内に入れてやりましたが、今年初めて育てているので後がどうなるか未知数です。


「葉牡丹に 霜を被せて 出荷待つ」


[467] 郷愁の一日 [PC]  2011/12/14 07:41:45    [削除]


   月2回の花(か)曜日ハイキング。今回は懐かしの箕面山をしっかりと歩いてきました。駅前には会社OBの歩こう会のメンバーがずらり数十人。彼らとしばしあいさつを交わした後、川を挟んだ反対側の道を歩いていると、以前一緒に山に行っていた知り合いのご婦人とバッタリ。上品で素敵な彼女の後援会会長だと公言していたこともありました。妻から記念写真をと言われ彼女とのツゥショット。今日はよく知り合いに会う日です。
 下山道は茨木よりの東部箕面へ降りました。眼下に以前住んでいた団地が陽を受けて輝いています。生駒山や金剛山まで遠望できるぐらい空気が澄んでいました。沢山のめぐり合いを経験した1日でした。


「小春日の 山また山に 手をかざし」


[468] キカラスウリ [PC]  2011/12/15 06:53:52    [削除]


   カラスウリは秋になると真赤な実が目立ちますので、リース飾りに良く使います。一方スズメウリは沢山実をつけますが色合いも地味だし、小さいので見向きもしません。昨日は街歩きの最中に梅の木に沢山ぶら下がっている実を見つけました。カラスウリより一回り大きな実はまだ青々としています。黄色く萎んだ実を観たことはありますが、青々とした立派な実を観たのは初めてです。多分キカラスウリでしょうと自信無げに言っていました。帰宅後図鑑で調べると間違っていなかったので一安心。
 実がぶら下がっている様子が、何処となく赤提灯を連想させました。下町の雰囲気で飲みたくなり、陽の高いうちからお店に飛び込みました。


「短日の 赤提灯に 誘われて」


[469] 2011リース [PC]  2011/12/16 06:47:34    [削除]


   別にキリストの生まれ変わりではないのですが、娘は毎年12月25日が誕生日になっています。子どもの頃は彼女も嘆いていました。誕生祝いとクリスマスプレゼントが重なって1回しか貰えないとこぼします。そんな時娘に言ったものです。「世界中の人が祝ってくれているんだよ!」
 今年のリースが出来上がりました。もちろん娘へのプレゼント用です。毎年新しいバージョンのリースを作ってやります。一年中飾れるように来年の干支工作をあしらいます。


「髭伸ばし サンタ気分の プレゼント」


[470] トムヤンクン(タイ料理) [PC]  2011/12/17 06:44:50    [削除]


   親娘3人で誕生日を兼ねた忘年会をしました。福島には旨いものが揃っていると云うことで、タイ料理のお店に案内してくれました。なるほど席待ちが出来るほどの人気のある店です。辛くって、甘くって、酸味があってまさにタイ料理です。香辛料が効きハーハー云いながら頂きました。余りの美味しさにビールをたくさん飲む余裕がありません。グリーンカレーや蟹の炒めものなどエスニックな料理に満足しました。
 これで終わる娘ではありません。2次会は飲める店にしようと云うことで、韓国料理の居酒屋に行きました。鍋をつつきながらマッコリボトルを2本空けて帰りました。勿論最終バスです。


「忘年会 医者へ言い訳 何と言う」


[471] ストリート・ミュージシャン [PC]  2011/12/18 06:49:37    [削除]


   大阪駅の通りで澄み切った声が聞こえてきたので、何でも観てやろうのロクは立ち寄ってみました。3人グループで、ボーカルはギターを引きながらボーイソプラノの声で歌っています。パーカッションの若者の伴奏が入ります。もう一人はCDとチラシを手に道行く人の足を止めていました。なかなかの歌唱力でその筋では結構有名なミュージシャンかもしれません。
 演奏が終わるとCDへのサインをしてもらうための行列が出来ます。殆どがギャルです。そんなギャルの聴衆に混じって一人の初老の姿がありました。師走です。


「冬帽子 目深に冠り 街に在り」


[472] 真弓(マユミ) [PC]  2011/12/19 06:51:11    [削除]


   秋から冬にかけて赤い実が目立つようになりますが、中でもマユミの実がひときわ特徴ある姿でぶら下がっています。ピンク色した実が裂けて中から赤い種が顔を出します。名前の由来は材がよくしなり弓の材料になったからと言われています。象牙色した材はこけしなどの木工品には欠かせません。 実には毒がありますが、春の新芽は山菜として利用されているようです。実が出来て初めてマユミと判るロクとしては当分山菜利用は無理でしょう。虎は真弓から和田に変わりました。どうなりますことやら。


「冬日向 桃色にして 反り返り」


[473] よくある思い込み [PC]  2011/12/20 07:22:31    [削除]


   日曜日に地元コーラスの仲間から、他のグループで出演するからとクリスマスコンサートに誘われました。時間があったので池田の五月山まで散歩がてらに歩きました。ミニ動物園に立ち寄ると有袋類のワラビーが日向ぼこをしています。エノキやムクノキの大木があり、落ちている実を探しながら時間をつぶしました。
 さて時間が迫ってきたと会場に向かうと、そこは他の催し会場。大きな思い込みです。問い合わせなどして本会場にはかなり遅れて辿り着きました。最近よくある思い込みの一幕でした。


「頭にも 温もり欲しい 日向ぼこ」


[474] 銀杏黄葉 [PC]  2011/12/21 06:48:37    [削除]


   “江戸の夜風を震わせて響くは山鹿流の陣太鼓……”歌舞伎と歌でお馴染みの忠臣蔵です。実際とはかなり違っていたようです。忍んで行くのに太鼓など打ち鳴らさなかったとのこと。その日は雪も降っていなかったとの記録があるようです。毎年この時期には忠臣蔵にまつわるTV放映があります。それほど国民的に親しまれています。名君の誉れ高い吉良さんには、まだしばらく悪者でいてもらうしか仕方ないでしょう。今の政府のお偉方の方がもっとたちが悪いと思うのですが。
 谷町に四十七士の墓を祀ってあるお寺があるので、その日に合わせて寄ってみました。毎年法要が行われていますが、今年は11日の日曜日に終わっていました。その道中の見事に黄葉した銀杏です。


「暖冬に 悲喜こもごもの 銀杏かな」


[475] セイヨウヒイラギ [PC]  2011/12/22 06:51:02    [削除]


   知り合いの方の庭先に赤い実がなっているので「これは何ですか?」と聞くと「柊です」と返ってきました。葉にはヒイラギ独特の棘がありません。以前、仲間からヒイラギについては教わったのですが、確か実は黒っぽかった記憶があります。そう云えば「クリスマスの頃に赤い実をつけるのはセイヨウヒイラギです。」とも習った記憶が甦ってきました。
 毎年この時期にはクリスマス・リースを作り替えます。我が家用はいつも後回しになり、クリスマスに間に合わないことが度々です。そんな時は新年用の飾りを付けて、注連縄代わりにします。


「年の瀬や 何処で帳尻 やり残し」 


[476] 光のルネッサンス [PC]  2011/12/23 06:53:48    [削除]


   大阪城周辺の冬芽観察と野鳥観察に行ってきましたが、せっかくの機会と夕方早くに中之島に寄ってきました。中之島公園一帯が電飾で飾られ、光のイルミネーションがとても幻想的で綺麗です。数年前にイベントで中之島公園にはお邪魔したことがありますが、その時と比べると格段に洗練されたようで、沢山のファミリーやカップルが光に酔っておられたようです。
 ルミナリエ神戸を意識してかどうか、神戸には行ったことがないので比較出来ませんが、中之島の「光のルネッサンス」も捨てがたいものです。我々シニアの仲間たちにも観てもらいたいほどの感動がありました。


「冬光 今の幸せ 写し合い」


[477] ギャング(都鳥) [PC]  2011/12/24 07:25:02    [削除]


   大阪城の堀には水鳥が集まっています。たまたま堀端にエノキの木があり実を沢山落としていたので、エノキの実を水鳥に投げ入れてやりました。彼らは好きなのですね。沢山のホシハジロやキンクロハジロが集まってきて餌の取り合いです。他にハシビロやヒドリガモたちもいました。
 そこへギャングの一団が飛んできます。獰猛なユリカモメです。投げ入れる実をかっさらって行きます。ユリカモメは滑空できるのが強みです。水面に落ちる前の実を上手くキャッチして行きます。


「都鳥 白きマントも 猛々し」


[478] クリスマス号 [PC]  2011/12/25 06:57:55    [削除]


   何時も能勢電を利用していますが、今年は色んな飾りつけで楽しませてくれました。ローカル線の経営努力を垣間見る思いです。風鈴電車・紅葉電車・今回のクリスマス電車・他にもワインパーティー電車などです。心残りはワイン電車に乗れなかったことです。
 今日も我が家に仲間たちが集まりクリスマスパーティーです。年末まであと何回飲み会が残っているやら。納山会、大晦日のカウントダウン……etc。お酒怖い!です。


「降誕祭 友が集まる 口実に」


[479] ままごと [PC]  2011/12/26 07:03:48    [削除]


   夕方から人が集まり飲み会があるので、昼は簡単にしようとの妻の提案です。陽射しのある場所に鍋を持って行き、まるで『ままごと』のような食事を済ませました。時々思いもつかない様な事をやってしまう二人です。
 お土産として頂いた手作りの一夜干しなども提供し、料理教室の先生が作るプロの鍋を囲み、酔った勢いで社会・政治などに大言壮語したひと時で、しっかり自分の主張を言い合う大人の宴会でした。


「雪景色 昨夜の酒の 抜けぬ朝」


 [480] 浄瑠璃 [PC]  2011/12/27 07:08:44    [削除]


   能勢の伝統文化の紹介です。200年前から浄瑠璃が座敷芸として語り継がれてきました。竹本文太夫・竹本井筒太夫・竹本中美太夫の三派に、2001年から竹本東寿太夫が加わりました。語り手は200人を超えるとのことです。江戸時代から農閑期の楽しみとして浄瑠璃が広まったのでしょう。最近では子どもたちにも浄瑠璃を伝承しています。
 近年になって人形が加わり『六角座』として舞台で公演されるようになり、毎年の公演を心待ちにされています。お誘いもあり何度か鑑賞させて頂きました。


「万両の 実の影壁に たわわなる」


[481] 寒波の中 [PC]  2011/12/28 07:01:44    [削除]


   今年最後の花曜日ハイキングはクリスマス寒波が居残っていたので、山道には雪が溶けない状態で残っていました。長岡天神から釈迦岳を経由してポンポン山に至るコースです。下山は本山寺から神峰山寺側へ降り、約3万歩の結構な歩きでした。
 高槻に戻った時には4時を回っていたので居酒屋も選り取り見取り、新鮮な魚が沢山ありそうなお店に飛び込みました。花曜日のメンバーは何処でも良いから入ってみたい、飲んでみたいと云う酒豪揃いの山姥揃い。一人小さくなっていました。


「新年会 何処でやろうか 納山会」(川柳)


[482] ねこトラ市場 [PC]  2011/12/29 07:05:19    [削除]


   能勢の山に行った時には、帰りに必ず立ち寄る駅前のお店があります。そのお店の紹介で『ねこトラ市場』というイベントに参加して来ました。因みに“ねこ”とは一輪車のことで、“トラ”とは軽トラックのことです。地元の農家で採れた農産物を提供しようと云う催しです。高山右近の郷(旧高山小学校跡地)での催しは餅つき・シイタケの菌植え・採れたて野菜の即売・ガレージセールなどです。
 日頃は健康のためにと言うことで、めったに手を出さない霜降りのステーキ肉ですが、年1回の贅沢もまあいいかと大盤振る舞いです。健康と言うよりは財布のためと言ったところですが。


「曇天に 焚火の灰か 白きもの」


[483] 灰色熊  (グリズリー) [PC]  2011/12/30 07:10:16    [削除]


   この写真はアラスカに行った時のもので、映画でお馴染みのグリズリーです。雑食性で何でも食べます。写真はブルーベリーを食べているところなので、如何にも大人しそうな動物に見えます。縫い包みがマスコットとして世界中の子どもたちに愛されています。お尻がぷりぷりとして本当に可愛い姿です。ところが鹿など大型哺乳類など肉類や鮭など魚類も捕食しますので、食物連鎖の頂点に位置しています。
 この時期になるとクマは冬眠すると思われていますが、実際は休眠状態らしいです。 起してやると直ぐに起き出してくると言われています。時たま地元で熊出没の便りが入りますので、ハイカーにとってはゆっくり眠っておいてほしいものです。


「煤払い 子等の残しし 縫ぐるみ」


[484] 登り龍 [PC]  2011/12/31 07:07:12    [削除]


   写真俳句をご笑覧頂きましてありがとうございました。1年間を振り返って見ましたが、写真も俳句も駄作ばかり、全然成長の後がありません。それにも懲りずに見守って頂き「今日のアップは遅かったな!」などと言われたり「よく遊んでいるな!」と羨ましがられたり、元気な姿だけが発信できたようです。今日からカウントダウンと新年を迎えに旅に出ます。皆様方におかれましても良いお歳をお迎え下さい。
 『撮って置き写真』の中に早暁の雲を写したものがあります。まるで龍が天に登っているようなものを見つけました。登り龍が希望に繋がれればいいのですが……。希望を現実にするために、能動的に係わって行きたいものです。


「大晦日 車に希望 積み翔ける」


[485] 熊野本宮詣り [PC]  2012/01/02 16:46:02    [削除]


   年末から2日まで白浜に行ってきました。大晦日は白良浜で打ち上げ花火によるカウントダウンがあり、1日は初日の出を観るために丘の上まで登ってきましたが、太陽は顔を出してくれませんでした。宿で正月を祝った後、友達の車で熊野本宮まで連れてもらいました。何とか車は走れるまでになっていますが、所々で傷跡も生々しい大洪水被害のあとが残っており、自然の脅威を感じさせられました。
 お酒持ち込みOKの宿なので、宿の人がびっくりするぐらい缶ビールを開けてきました。日本酒も1升飲み干し、焼酎もしこたま飲み、いい正月でした。因みにそのお宿「セミナーハウス未来」(研修施設)と言います。何方でも歓迎してもらえるはずです。


「初詣 階半ば 立ち止り」 


[486] 八咫烏  (やたがらす) [PC]  2012/01/03 07:16:32    [削除]


   八咫烏のユルキャラが子どもたちを遊べせていました。熊野本宮は3本足の鴉(八咫烏)を祀っています。神武天皇を熊野の国から大和国への道案内をしたという神武東征神話によるものです。もともとは中国の神話からのものでしょう。アジア・アフリカなどの国々では3本足の烏が神として崇拝されていたようです。太陽の化身だそうです。
 この地域の地酒に八咫烏と名付けられた美味しいお酒があるのです。吉野の宿の露天風呂に八咫烏の酒樽が据え付けられ、ご自由にお飲み下さいと云う女将の粋な計らいが気に入りました。


「初鴉 一声高き 声残し」


[487] 城山望見 [PC]  2012/01/04 07:38:57    [削除]


   遠くからでもよく目立つ双耳峰の山があります。城山とか小富士と呼ばれ、過っては能勢丸山城の支城・山辺城が在りました。戦城であったとのことです。能勢には本当に沢山の城跡があります。我が家の裏山の頂上にも片山城がありました。戦城とのろし場が至る所に在ったのは交通の要所だったからでしょう。歴史音痴のロクには窺い知ることも出来ません。
 道なき道をブッシュを掻き分け登って行くのは苦になりません。城山も双方向からこまめに目印を付けて登りました。片山城も正月に登ったことがあります。冬場しか探索できないので、山城巡りに時間を割きたいと思っています。


「小雪舞う 武士たちと 同じ路」


[488] 雪の能勢 [PC]  2012/01/05 07:20:38    [削除]


   昼前から雪が降り出し、見る間に積って行きました。この冬既に何回も降りましたが、積ったのは初めてです。今も道路が凍結しているのか車の走りがゆっくりです。先日、天気予報の時間に大阪で初雪が降りましたと報道された時、何言ってるんだ!もう何回も雪はちらついているんだ。ここは大阪ではないのかとテレビにブツブツ言っていました。
 そうなんです。能勢は昔から京都の文化圏でした。近くには御門屋敷跡や古墳など沢山あります。写真は片山城址のある裏山です。大阪北部のくびれの部分で辛うじて繋がっていると言うだけで大阪府に組み込まれています。


「窓を開け 雪の冷気で 眼を覚まし」


[489] 蝋梅(ロウバイ) [PC]  2012/01/06 07:14:58    [削除]


   蝋梅便りが届いてきましたので、冬の観察に欠かせないと大阪城の梅林に立ち寄りました。葉に先駆けて花を咲かすので目立つのですが、ここのロウバイは葉が付いていたので不思議です。多分昨年の葉が落ちずに残っているのでしょう。蝋梅などと梅の様な名前を持ちますがロウバイ科で別の種類です。梅林に沢山植えられているので知らない方は梅だと思われていることでしょう。
 近くによると何とも云えない上品な香りが我々を誘います。この花のつぼみが咳に良いとのことです。そばで匂いをかぐだけで咳も消えて行きそうです。


「青空に 蝋梅放つ 香り満つ」 


[490] 十月桜 [PC]  2012/01/07 07:22:11    [削除]


   冬桜はどことなく儚げです。コヒガンザクラの園芸品種で十月桜と言います。4月と10~12月の2度咲きで、春の方が花も大きいらしいです。春はソメイヨシノなどが目立っていますので、これが十月桜なんだと確認したこともありません。最近は冬桜をあちこちでよく見かけます。花期が長いのでよく目につくのでしょう。日本人は桜が大好きなんですね。
 桜の樹皮を天日干ししたものを生薬で「桜皮」と言い咳に良いらしいです。葉っぱはお風呂に入れると汗疹が治るらしいです。桜餅の葉の香りが何とも言えません。


「良いことの 何かありそな 冬桜」


[491] 竜王(462m) [PC]  2012/01/08 06:52:45    [削除]


   今年の山歩きは竜王山からと決めていました。地元には竜と龍の二つの雨乞い山があります。何時頃まで雨乞い神事は続いていたのでしょうかね?どちらの山も家から歩いて行ける距離です。今回の竜王山には過去2回登っていますが、下山道がよく判らずにとんでもない所に降りた苦い経験があります。今回は慎重にルートを探しながら下ったので、多分正規ルートだったんだろうなと思っています。
 好きな方がおられるものです。マイナーな山だから登山口もよく判らないぐらいなのに、元日に登られた人がいたのです。ちゃんと標を残して行かれました。三角点上の標が“野ウサギ”さんのものです。


「冬枯れの 山から山を 見て吐息」


[492] 里山巡り [PC]  2012/01/09 08:35:36    [削除]


   正月気分から心も体も抜け出したくて、鈍った体に鞭を打つべく昨日も山歩きをしてきました。先日紹介した城山です。バブルの頃に別荘地として賑わった急な坂道を登り、山に取り付きます。倒木などで道が塞がれていますが、今回はピンクのリボンが所々に垂れ下がり、コース取りが比較的に容易でした。もちろん我々の標「とら」も付けて登ります。尾根まで登ってくると、ちゃんとした登山道が出来ています。
 下山は、当初予定していたコースではなく、整備された道を辿ってみました。勿論何処へ出るか判りません。途中で左右に分かれていたので、コースは嗅覚を頼りに降りました。少人数で行くとフレキシブルな判断が出来るところがまた楽しみです。


「寒うらら トントントンの 谺あり」


[493] 城山三角点 [PC]  2012/01/10 06:47:25    [削除]


   一昨日は双耳峰の城山に登り、北峰にロクと山姥の標を付けてきましたが、昨日は別ルートから道の定かでない尾根道の急登を登り、下りも何処へ通じてるんだろうとの好奇心から別コースを取りました。これでやっと4方向から登れることが判り、仲間の皆さんを案内できる自信が付きました。世間では3連休でしたが、我が家は3連ちゃんの山歩きになりました。
 四等三角点が南峰に在りました。因みに一等三角点は45キロ毎に設置され、二等は12キロ・三等は4キロ・四等は2キロ毎に設置さています。他に一等補点として25キロに設置されている場合があります。実はまだ観たことがありません。


「一月は 標を付けに 山駈ける」


[494] マサキの実 [PC]  2012/01/11 07:13:44    [削除]


   4日続けてのハイキングになります。花曜日の例会で有馬富士に登ってきました。今回は新年会がメインですから短時間で登れる山を選ばれたようです。新年会の会場は今までとは違って少し雰囲気の好い所です。「ロクさんには合わないと思うけど……」などと大衆的居酒屋しか知らない様な事を言われてしまいました。
 この時期の植物たちは春の準備をしているので、我々には味気なくうつります。反対に野鳥の姿などを観察出来るのが冬の楽しみです。生垣に植えてあるマサキの実が目立ちます。マユミほどの上品な色合いではありませんが、よく似た実を付けています。


「ねんねこに ややこ包まり 紅き顔」


[495] イチゴノキ [PC]  2012/01/12 06:56:32    [削除]


   イチゴノキは何年か前に京都植物園で出会った記憶があり、何時だったか思い出せないまま、冬場の観察は植物園に限ると京都まで足を伸ばしました。北口から入って直ぐの所、左右にイチゴノキが植わっており、真赤になった実が沢山出来ています。実はイチゴと言うよりヤマモモに似ています。近寄ってみるとドウダンツツジに似た可愛い花を付けています。花期は不定期ですが概ね11~12月と言うことです。
 説明プレートに実はジャムにしたり果実酒にと書いてあります。何でも食べてみたいロクは内緒でその実を数粒食べてみました。熟れたものは結構美味しく感じました。(植物園では決して採らないように!)


「人だかり 紅き実垂れし 寒の園」


[496] 雪の小和田山 [PC]  2012/01/13 06:45:13    [削除]


   妻のストレッチグループが毎月地元の山を歩いているので、下見に付き合った関係から皆さんとご一緒してきました。主催はストレッチの先生ですが、案内は妻の役目です。朝から雪の心配電話が入ります。「車が走れる状態なら勿論行きますよ!」“行け行けどんどん”の妻の応対です。総勢14人のパーティーになりました。
 下見の時に付けた白テープも雪に溶け込んでしまっています。辛うじて『とら』の文字だけが浮き出しています。ひょっとして今年はトラが頑張ってくれるかも、毎年同じことを考えています。


「雪道を トップで歩いて みたくなり」


[497] イチゴノキの花 [PC]  2012/01/14 07:13:40    [削除]


   珍しい木なので花も紹介します。ツツジ科なので花はドウダンツツジとそっくりのスズランのような可愛い形です。白花と紅花があるのもドウダンツツジによく似ています。アセビの花にも似ています。花と実が同じ時期に見られると云うことは、昨年咲いた花が結実して1年かかって熟れると云うことなのでしょうね。
 園芸店で苗木が手に入るようなら育ててみたいものです。冬場に綺麗な花と実が楽しめるのですから。育て方は簡単なようです。挿木でも大丈夫といいます。根付いたら後は年1回ぐらいの追肥で良いらしいです。南ヨーロッパとアイルランド原産。


「花の香に 春の近付き 想わせり」


[498] 瀧王(570m) [PC]  2012/01/15 07:21:30    [削除]


   地元の山友会例会でもう一つの雨乞いの山・瀧王山に行ってきました。今年の干支にちなんだ龍の山2ヶ所を登ったことになります。朝から小学校で『とんど』と昔遊びの行事があり、学校支援ボランティアとして顔を出し、その足で急いで山の仲間を追っかけました。勝手知ったる我が庭とばかりに追っかけたので、びっくりされるほど早く追いつきました。
 余り信仰心はありませんが、新年に干支に絡む山に登ったことは、今年もがんばるぞ!と云った気分にさせてくれます。昨日で既に6回の山行になりました。


「山ガール とは言い難き 着膨れて 」(川柳)


[499] 左義長(とんど) [PC]  2012/01/16 06:49:28    [削除]


   14日は小学校で、15日は地元区内でのとんど焼きに参加しました。この行事は全国的に小正月に行われています。地方によって呼び方は変わりますが、青竹を組んで正月飾りを燃やすのは共通しているようです。歴史は古く平安時代の宮中行事として蹴鞠と共に伝承されてきました。この風習も出雲が発祥の地だそうです。
 小学校では各学年の書初めを竹に通し、火にかざし高く上がると字が綺麗になると言われています。地元の村では燃やしたとんどの残り火で、鏡餅を焼いて神棚に供えた後ぜんざいなどにして召しあがるようです。


「小正月 終えて始める 農作業」


[500] すずめ獲り [PC]  2012/01/17 06:50:38    [削除]


   ♪うさぎ追いしかの山~♪僕たちの子どもの頃は、まさに唱歌に歌われているような遊びに夢中になっていたものです。兎狩りは小学校高学年の年中行事になっていました。獲れた兎は汁にされて給食の時に供されました。我が家では小鮒は食卓には上がりませんでしたが、汽水域で獲れたゴリのような小魚は母親が佃煮風に煮付けてくれました。それが嬉しくって度々釣りに行ったものです。
 有馬富士への道中で小鳥を獲る仕掛けを見つけました。ブロックを組んだ簡単なものです。中に米粒が入っていたのでスズメを獲る作戦のようです。駕籠で雀の集まるのを待った子どもの頃の記憶が甦ってきました。


「寒雀 思いは遠く 駈け巡り」

×

非ログインユーザーとして返信する