無患子
農家の脇に植わっている黄葉したムクロジ
拾い集めたムクロジの実
干支工作「申」の顔に
ムクロジは仲間のモクゲンジ(木患子)と同じと考えられ、そこから名付けられたようです。近くの農家横に植えられているのを見ると、かなり古い歴史あるお宅だと思ってしまいます。神社、寺院、民家に植栽され、過っては果実を洗剤として使っていました。今でも種は羽根撞きの材料になっています。果皮にはムクロジサポニンがあるために石鹸の代用になります。インドの石鹸と言われています。実際に拾った実を砕いて水に入れ、撹拌すると泡立って来ます。昔は強壮剤として食べたと言われますが、胃腸障害など有毒成分があるので控えて下さい。
ムクロジはかなり高木になるので小さな花を観察したことがありません。もっぱら工作材料として、落ちた実を拾いに行くばかりです。ストラップやアクセサリーなどに使ったり、今年の干支「申」の顔にも使いました。秋の黄葉時期には“此処だよ!”と主張しています。
「里山で 秋演出の 脇役に」