白花立浪草
初めてのサークルからお誘いを受けて、観月の名所と鯉を収穫するための年末の「池ざらえ」で有名な広沢池に隣接する「平安郷」へ紅葉狩りに行って来ました。宗教団体の所有する庭園は3日間だけの一般公開です。手入れされた広い敷地に紅葉が配置され、得も云えぬ美しさです。園内には信者さんだと思われる方が法被を着て案内されています。野点の接待には栗金つばと干菓子が添えられ、さすが宗教団体の豪勢な振る舞いだと感心したものです。我々のグループはどちらかと云うとドングリ教信者ばかりです。
園内の東山と云う丘の麓に季節外れのタツナミソウ白花が咲いていました。タツナミソウは春の花です。白花と云う事で園芸種かもしれません。春に咲くタツナミソウはまさに海色をして葛飾北斎描く浪頭そっくりです。白花大好きロクは、野点の接待とシロバナタツナミソウに満足させてもらいました。
「紅葉山 麓に白き 花を添え」