藪椿(ヤブツバキ)
寄り道してハイキングコース開拓
森田氏の講座資料
先日の河津桜紹介の日に長居植物園を訪れたのは、知り合いで椿愛好家である森田章介さんの椿講座があったからである。彼は服部緑化植物園で「この指たかれ」というボランティア活動を長年続けられ、椿の専門家として園内椿山の保護育成や後進の指導などにもたずさわっておられる。コーベ・カメリア・ソサエティの会長も務めておられる。終日の雨予報だったが「ヤブツバキ~400年かけて世界一周~」というテーマに惹かれて参加してきた。
日本での原種椿はヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカの三種とされているがヒメサザンカというのも含まれるらしい。中でも「椿」と言えばヤブツバキをさすぐらいである。古事記では「都婆岐(つばき)」として登場し、日本書紀では「海石榴(つばき)」として登場する日本古来の特産種である。
昨日は救援会の支部常任委員会があり、そこで春の行事として「アベを呼ばない桜を見る会」を開催することになり、山菜の天ぷらなどを提供することまで打ち合わせしてきた。食べることやアウトドアー的イベントはロクの出番である。天ぷらの一品にヤブツバキの花も加えたい。花を乾燥させたものは滋養強壮、健胃・整腸にもなるので、是非皆さんにヤブツバキの花を召し上がってもらいたいとの思いがある。
「藪椿 咲いてみたけど しわぶきて」