万両
窮屈そうなマンリョウ
無秩序な寄せ植え「マンリョウ・マユミ・クチナシ」
昨年12月20日に自生しているマンリョウを掲示板にアップしました。先日マユミを紹介した時にも触れましたが、実生で育ったマンリョウが植木鉢で窮屈そうに赤い実を沢山付けています。縁起ものだという名前の由来などは度々紹介していますが、もともとは江戸時代にもてはやされた植物たちです。当時はカラタチバナが唐の百両金と云う植物だと言って百両の名前を付けました。それに比較して果実の大きさ・多さで千両・万両と目出たい名前を付けました。同じ仲間のヤブコウジと並んで高額で取引されていたようです。彼等は古典園芸植物です。ヤブコウジとマンリョウは山でよく見かけますが、センリョウやカラタチバナの自生種には巡り合っていません。
おさらいの意味で紹介します。一両はアリドウシ(アカネ科)、十両はヤブコウジ(ヤブコウジ属)、百両はカラタチバナ(ヤブコウジ属)、千両はセンリョウ(センリョウ科)、万両はマンリョウ(ヤブコウジ属)ヤブコウジ属の仲間はヤブコウジ科でしたが最近分類がサクラソウ科に替わりました。縁起物としては“千両・万両・有り通し(一両)”の寄せ植えが好まれるようです。
「金の字も 万両横目の 他人事」