安藤忠雄氏と積水ハウスのコラボ作品「希望の壁」

　　　　　　　　　　　　中自然の森の「逆流する渓谷」

　　　　　　　　　　　　　　　　レトロな街並み

　新・里山に隣接する2013年に完成した「希望の壁」で、建築家・安藤忠雄氏のデザインによるものです。四季折々の表情が楽しめるように植栽されています。高さ9m、長さ78mの巨大な緑の壁で、完成当時はまだ木々も疎らでしたが、低木類がしっかり根付いて、都市緑化空間を形成し、モニュメントとしてビル群に溶け込みつつあります。渓谷や崖をイメージしているようですが、人口的建造物への植栽で何処まで近付けるのか興味あるところです。
　ここは10年前に積水ハウスなどの地権者が了承のうえ、2400坪の敷地に造成した空間で水田・野菜畑・雑木林・竹林・茶畑などが配置され、まさにミニ里山になっています。他に「中自然の森」がビルの間に作られていたり、梅田スカイビルには空中庭園もあります。また地下には大正から昭和初期のレトロな街が復元されていて、そこでお昼を摂ったり、軽く一杯頂くことも出来るので、一日中遊べるスポットになっています。料金も昭和初期ならもっと嬉しいのですが…。

「悪政を　希望の壁で　来春は」