ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

独活室

               三田市にある独活室

           何の脈絡もありませんが通りすがりに


 タイトルを書いてしまうと直ぐに判ってしまうのですが、写真は兵庫県三田市のウド栽培用の室です。近くを通過した時に皆さんに「あれはなんでしょう?」と問いかけてみました。色んな答えが返って来ます。「竪穴式住居の再現かな」とか「稻藁を効率よく乾かすため」など。そこで少しヒントを出すと「もやしを作っているのだ」と一気に答に近付きます。「あの白いもんやんか、名前が出てけえへん」もう皆さんはイメージされています。ただ名前が直ぐに出ないというもどかしさだけです。
 三田市はウドの特産地で、過っては写真の様な独活室がたくさん有ったようです。いまでは2個所だけになり、冬の風物詩としてその名残を後世に伝えています。お米のシーズンが終わり、刈り取った田んぼの跡地に11月から春まで、農閑期を利用して室を作ります。未醗酵の堆肥を室内に入れ、25度近くまで温度を上げ春を作ります。そこで白からピンク色のウドがすくすく育ちます。出荷が終わると根を休耕田などに植えかえ、夏の日差しを浴びて親株として成長し来年の冬を待ちます。まさに自然農法で省エネのエコ栽培方法です。


「お雑煮に 独活の一片 浮かべたく」

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