ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

飯桐


 たくさんの赤い実が目立つイイギリです。実がナンテンに似ているので南天桐とも呼ばれています。珍しい木なので何処にあったかなどを覚えていて、観察会で仲間同士の話題になります。以前はイイギリ科でしたが最近はヤナギ科イイギリ属に分類されるようになりました。葉っぱがアカメガシワの様なハート形をして大きく、むかし飯を包むのに用いたからと云われています。桐と名付けられたのは成長が速く大木になるからかもしれません。キリ・アオギリ・イイギリは桐と名付けられていますが、全く違う樹種です。出来る果実の違いを想い浮かべて頂くと納得出来ます。
 イイギリの用途は染料です。葉っぱを天日干ししてから使います。媒染材(アルミ・銅・鉄)によって黄色とか茶色に染め分けします。他に下駄とか器具材や薪炭用にも使われていたようです。公園樹や街路樹にも使われているようですが、あまり見かけません。秋に実が出来ますが、何時までも赤い実を残しているので、小鳥たちの最後のご馳走になるのかも。


「葉を落とし 数で鳥呼ぶ 招き術」

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