ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

藪椿



 ツバキを和名で「椿」としているのは日本で作った漢字らしい。中国での「椿(ちん)」とはセンダン科のチャンチンのこと。椿はまさに春を代表する花木で愛好者も多い。世界中に広まる日本発の園芸花になっている。日本で自生種はヤブツバキ・ユキツバキ・サザンカの3種類で、品種改良されたものは世界を含めると数千種にもなるらしい。今でも愛好家がマイツバキを作っておられる。
 椿の花や葉っぱには薬効があり、生薬で山茶と云われ滋養強壮・健胃・整腸などに良いとされている。また昔から霊力の宿る神聖な木として神社やお寺に植えられている。先日アップした椿油搾りで良質な油が採れる事を紹介したが、花は薬用や食用になり天ぷらにすると皆さんから喜ばれる。椿灰は紫染めの際の媒染剤として使われる。侘助などの切り花は茶の席に欠かせない。日本文化に溶け込んで愛されてきた。


「それで好い 足さぬ引かぬの 藪椿」

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