椿珍種
菊咲きツバキ「菊花茶」
幻の黄色いツバキ「金花茶」の蕾
色合いと咲き姿がチューリップを連想させる「チューリップタイム」
所属する自然観察サークルから長居植物園のツバキを訪ねた。園内ではパンジーやクリスマスローズなど園芸種の花の仕組みなども観察して、植物の不思議を皆で確認し合った。リーダーは理科系の先生だったから、観察の仕方も高校生物授業の延長の様になる。今回のメインテーマはツバキとサクラ属で、そこでは用意された用紙に、お気に入りの花を投票してもらう、という念の入れようである。
ツバキのエリアではサザンカとツバキの違いを確認しあった。サザンカの時季が終わっているので花の観察は出来ない。サザンカは花弁を一枚ずつ落とすが、ツバキは花ごと落ちるという云うだけで満足するサークルではない。ツバキの中にも寒椿の様に花びらを落とすものがある、となる。そこで葉っぱで見分ける方法を、ルーペで観たり太陽にかざしたりして違いを観察した。今回はとっておきの場所に皆さんを案内して、珍しい椿を観て貰った。1965年中国で発見された「幻の黄色いツバキ」キンカチャ(金花茶)と、まるで菊の様な花びらを持つキクカチャ(菊花茶)、アメリカから来たチューリップタイムなども観て貰った。結果、菊咲きツバキに人気が集中した。
「白が好い 愛でる目線に 白椿」