春咲きサフラン（クロッカス）

　　　　　　　　　　　　　秋咲きサフラン（参考画像）

　クロッカスの花が色とりどりで咲いています。地中海沿岸地域原産で、ヨーロッパでは雪解け後、一番に咲き出す春告げ花として人気があります。アヤメ科サフラン属で春咲きと秋咲きがありますが、クロッカスは花サフランと云われて春咲きのものを指しています。俳句の季語も春になっています。一方、秋咲きの方はサフランと呼び、薬用やパエリア料理の色付けなどに使われていました。
　美樹克彦の花はおそかった♪～に登場するかおるちゃんならずとも、ワインカップの様な姿の花に引きつけられます。花姿と色合いが日本でも好まれ花壇などに植えられています。野生派のロクでも好きになれる花です。日本で見るのは過って栽培していたものが生き残り、野生化した秋咲きサフランぐらいですが、ヨーロッパでのトレッキング途中ではよく見かけた花です。クロッカスの特徴は茎を地上部に持たない事です。地面から松葉の様な細い葉を出し、茎は球茎として地下部に残っています。

「青春の　たぎり呼ぶ花　クロッカス」