6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

木五倍子

              風にそよぐキブシ雄花


 山に入ると芽吹きに先駆けてキブシのかんざしが目に入って来る。観察会で見付けたら雄木か雌木を見比べて頂くが、昨日はコーラス練習の後、急遽エドヒガンを観に行くことになったので、観察目的ではなかった。雄木の花は長く垂れ下がり目立つので、写真の花は多分雄花だと思う。日本特産種だが地域によって大きさや葉の形に少しずつの変異があり、ナンバンキブシとかハチジョウキブシやエノシマキブシ、さらにナガバキブシ、コバノキブシなどが分布する。(山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」)
 かんざしの様なと紹介したが、江戸時代の結婚した女性は歯を黒く染めるという風習があった。お歯黒というがその染料としてヌルデの虫こぶ(五倍子)が使われた。雛飾りの三人官女の一人がお歯黒を塗っているのをご存じだろうか。五倍子は手に入り難いので、その代用として手に入り易いキブシの果実が使われた。果実に含まれるタンニンは黒色染料として使われるほか、葉や枝は利尿やむくみの民間薬として使われていたので、別名でムクミとも呼ばれているらしい。


「坊さんも 求めし色香 キブシ咲き」