6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

奈良九重桜

       副萼を含めて10枚の萼を持つナラノココノエザクラ

             雌しべの数も右側は複数個

                雌しべが3つも

           何とも優雅なナラノココノエザクラ


 兎に角珍しいナラノココノエザクラです。昨年も観察会で天然記念物のナラノヤエザクラを訪ねた時に、花びらを落としたココノエザクラの萼片だけが僅かに枝に残っていました。その特徴だけを観察したので、今年は花をしっかり観察したいとトンボのメガネで計画しました。昨日はその下見です。今が盛りと咲き誇っています。一週間後の本番まで残ってくれるかが気掛かりです。八重と九重の両方を観たいと欲張りましたが、開花時期にかなりのズレがあります。奈良の桜は氷室神社のシダレザクラで幕開けし、次にヒガンザクラと早咲きヤマザクラとが登場します。ソメイヨシノが花びらを散らし始める頃にナラノココノエサクラが最盛期を迎え、最後にナラノヤエザクラで桜劇場の幕を閉じます。
 ナラノヤエザクラはカスミザクラの重弁化したもので、ナラノココノエザクラはヤマザクラの重弁化したものだと云われています。大きな特徴は普通のサクラ類の萼片が5枚であるのに対して、こちらは大きさの異なる10枚の萼片で構成されています。小さな萼片を副萼というらしいです。重弁化すると普通は実を付けないものですが、ナラノココノエザクラには雌しべが複数個あり、結実するという特異な戦略を持っています。


「貴種桜 ルーペで観察 得意顔」