ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

鹿と桜

               見事なディアーライン

           花びらを舐めとる様に食べ進む鹿

            観察途中で齧り盗られた資料

        桜と云えば馬でしょう(家の窓からの参考画像)


しかし 鹿と云えば紅葉、桜と云えば馬と相場が決まっています。因みに猪と云えば牡丹で、鶏と云えば柏、と云う風に肉に加工されたものを植物名を充てて呼ばれます。鹿と桜という組み合わせは奈良公園ならではの現象です。奈良公園では独特の景観を鹿が作っています。結構樹木が植わっているのですが、その割に見通しが良いのです。地上2mぐらいまでの枝葉は鹿が食べ尽くすので、遥か彼方まで見通しが効くのです。この高さをDeer-Lineと呼んでいます。鹿が食べないアセビやナンキンハゼなどの毒を持つ植物以外はディアーライン状になっています。草花も食べ尽くされるので、あの痛いイラクサも、他よりさらに痛くなって生き延びています。
 観察に夢中になっていると鹿が近寄って来て、資料類などの紙類を引きちぎります。地面に散り始めた桜の花びらを食べにくそうに舐めとっています。紙をひったくるよりサクラの方が美味しいに決まっています。花びらは鹿煎餅に飽きた鹿たちへの自然からの一時のプレゼントかも知れません。


「舞い落ちる 桜花に鹿も 追い付けず」

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