外来種
右に左によそぐナガミノヒナゲシ
空き地を占領するコモチナデシコ
ナガミノナデシコ実(右)と花の工作(参考画像)
昨年秋プランターに、工作用として採取して来たナガミノヒナゲシの種「芥子粒」を蒔いておいた。それが芽を出し、花を咲かせ始めたので、毎日観察するのが楽しみになっている。少しの風で揺らぐので、なかなか写真に収まってくれないが、ポピーの小型でオレンジ色がなんとも可愛い。蕾の内はうな垂れているが、細い花茎の先で開花すると、しっかりと上を向き小蜂たちにアッピールしている。ヨーロッパ原産で1960年代初頭に東京で発見されて、瞬く間に全国に拡がり帰化状態にある。
コモチナデシコもヨーロッパ原産で道路脇や公園の空き地などで見かける可愛い花だ。こちらも生命力が強く、空き地を余すことなく占領してしまう。近似種にイヌコモチナデシコやミチバタナデシコと云うのがあるが、同定が難しいので纏めてコモチナデシコ属として紹介しておく。
「春風の 思うがままに 右左」