雄蕊が目立つシロバナネコノメソウ

　　　　　　　　　　何とも可哀想な名前のヨゴレネコノメ

　渓筋の山道でよく見かけるネコノメソウの仲間です。初めての出合いなので嬉しくなりました。ユキノシタ科シロバナネコノメソウと知りました。帰宅してから愛用の図鑑で調べると、ハナネコノメやキバナハナネコノメの母種にあたるらしいです。図鑑ではネコノメソウ属はユキノシタ科のトップに掲載されるぐらい種類の多い仲間です。花弁に見えているのは萼裂片です。可愛いシロバナネコノメソウに対して、何とも気の毒な名前を持つヨゴレネコノメも観察出来ました。今まではネコノメソウかヤマネコノメソウかを、対生か互生で見比べるぐらいでしたが、これからは観察対象が増えて行きそうです。
　今週は精力的に出掛けています。昨日の観察地は金剛山でした。5月第3金曜日にトンボのメガネ観察会で行く予定しているので、その下見としてコースと時間配分などを確認して来ました。メンバーの皆さんからは、下見までして頂いて申し訳ないと云われますが、本番では出合えないだろう花々たちを観察出来るので、下見でも結構楽しみがあるものです。だって楽しくなければ人生じゃない！を目指しているから。しかし、国内・国際情勢は楽しさを奪う方向に動いています。今朝も北朝鮮が弾道ミサイルを発射したとの緊急ニュースが……。戦時下を想わせるキナ臭い話です。

「パッチリと　猫の目草に　付け睫毛」