探鳥会
カニを採取中
様々な模様を持つヒライソガニ
小さな干潟を野鳥保護区としている
所属するサークル例会から甲子園浜の干潟を訪れた。昨日の干潮は13時52分なので、シギやチドリたちがやってくるのを待つ事にする。午前中は干潟に生息するカニ類やハマトビムシなどを採取する。用意された資料での同定をわいわいがやがや云いながら、シニアの目はすでに子どもに返っている。取り敢えず同定出来たのはイソガニ・ケフサイソガニ・ヒライソガニの3種類だった。干潟にはたくさん生き物がいるものだ。それを捕食するためにシギやチドリが訪れる。過っての日本ではどこでも見ることが出来たが、埋め立てと護岸工事で干潟が無くなってしまった。
昼食後は、双眼鏡を覗きながらの探鳥会になる。曲った長い特徴的な嘴を持つチュウシャクシギは直ぐに見付けられた。少し小型のハマシギやキアシシギ、コチドリなどが水辺近くで餌を探し歩いている。初めて名前を聞いたキョウジョシギに合ってみたいものだと思っていたが、潮が満ち始めた頃にやっと発見。京女シギ云う名前を付けられたほど、羽色が艶やかで色っぽいという訳である。手持ちのデジカメでは捉えられないのが残念である。
「岩を剥ぎ 小蟹散り行く 先で待ち」