ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

野薊

            近寄りがたいノアザミの葉先


 アザミの花を見ると「山には山の愁いあり~♪」とつい口ずさみたくなる馴染みの野草です。この時季によく見掛けるアザミはノアザミです。それ以外のアザミは夏から秋にかけて咲き出します。アザミに良く似たキツネアザミというのが今咲いていますが、こちらはキツネアザミ属として分類されている別物です。キク科アザミ属は世界に250種、日本原産種は60種と言われていますが、種間雑種が出来やすいので実際はもっと多いのかもしれません。アザミの由来は「浅む(あさむ)」という古語から来ています。意味は「意外さに驚きあきれる」と福武古語辞典に載っています。綺麗な花を手折ろうとすると、棘に刺されて驚きあきれたという訳です。アザムからアザミに転嫁しました。
 ノアザミにはここで紹介しきれない位薬効がある様です。食用にもなります。特に根っこはキンピラにしたり、味噌づけなどの漬物にします。山牛蒡として土産物に出ているのはアザミの根っこです。実際のヤマゴボウというのは毒を含んでいるので召し上がらないように!


「直ぐなびく 吾に薊の 諭しあり」

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