ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

             花姿も葉も桐に似たキササゲ

                淡黄色の花の中

         アメリカキササゲ(5月に撮った参考画像)


 木偏に春は椿(つばき)、夏は榎(えのき)、冬は柊(ひいらぎ)ですが、秋はなかなか馴染みがないようです。木偏に秋は楸でキササゲと読ませています。そのキササゲが花の時期を迎えています。武田尾河畔に何本ものキササゲが自生しています。日本原産だと思っていましたが、古くに中国から渡来してきたようです。しかし中国よりも日本の風土に合っているのか、河原などによく自生しています。別名でカワラササゲとも言われるぐらい水辺を好みます。ササゲと名乗っていますが、マメ科ではなくノウゼンカズラ科です。同じ仲間でキササゲよりも少し早く、アメリカキササゲ(ハナキササゲ)というのもあり、こちらもササゲの様な実をつけます。花姿はキリモドキといわれるジャカランダに似て、葉もキリそっくりです。
 キササゲは高木になるところから、雲まで届くという意味合いで雷電木とも言われています。高木で水分を好む木だから避雷針代わりとして、神社・仏閣・屋敷などに植えられています。面白いのは徳川家康が雷嫌いだったので、日光東照宮と上野東照宮には雷除けとしてキササゲが植えられているとのことです。


「ようやっと 胸撫で降ろす 雷雨来て」

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