水金梅
花びらにも特徴があるミズキンバイ
キンポウゲ科のキンバイソウに似ていて、水辺や水中に生えるからミズキンバイと名付けられているが、こちらはアカバナ科。日本固有種だが絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。多年草で沼を覆いつくすほど群生するが、今ではめっきり数を減らせている。環境変化に着いて行けないのかもしれない。梅に似た5弁花が目を引く。
昨日は神戸ポートアイランドへ下見に行った時に、蓮池の傍で少しばかり咲いていた。埋立地だから自生ではなく植栽されたものだと思われるが、それでも絶滅危惧種などに出合うと嬉しくなる。我が家の花壇にも絶滅危惧種のムラサキが大きな株を作っている。要望があればお裾分けなどしているので、他でも育ってくれているはずだ。種を残すなどたいそうな話ではなく、マスターベーションに過ぎない。根本の環境悪化を食い止めなければ何の解決にもならない。
「水草の 花を掠めて 鯉の過ぎ」