座学
熱く語る蒲田氏
てんぷら油の回収からスタート
バイオ燃料再生装置
今でもシニア自然大学校の講座を受講している。月2回の講座で京都大学名誉教授田中克先生が企画・監修されている地球環境『自然学』講座で、森・里・海のつながりをテーマとし、各分野で活躍されている方々の実践報告や、研究報告が拝聴出来る。自然観察会を主宰しているロクのインプット基にもなっている。
昨日は天の橋立で有名な丹後の海「阿蘇海」の環境改善に取り組まれている地元のNPO
法人『丹後の自然を守る会』蒲田充弘氏のお話。外海との循環が出来にくい湖状構造の阿蘇海の汚染が、生活排水によるものと、天ぷら油の回収から取り組まれ、バイオ燃料へのリユース化を進め、今では京都府下全域にバイオ燃料を活用する循環型社会を構築している実践報告は、机上論で無いだけに我々講座生を惹き付ける。阿蘇海に注ぐ野田川には毎年シロザケが遡上するようになり、地域の子どもたちをまきこんだ野田川クリーン作戦など環境学習にも取り込まれている。豊岡但馬産のコウノトリ米が人気商品だが、丹後の宮津でも鮭の遡上する野田川流域産米が注目を集めている。
「語る人 聴く人並べて 熱中症」