ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

藪枯らし

              完全な花を探して下さい!

                邪魔しないで!


 何処でも見かけるヤブガラシの花が夏の暑さを引き立てている。ブドウ科で藪を枯らすほど繁茂するので名付けられた名前である。春の新芽の時は山菜として利用でき、ぴりっとした辛みを持つので藪の辛子という意味もあるようだ。繁殖力が強く、手入れしないと家まで覆ってしまうので「貧乏葛」とも言われている。
 春の新芽は何時も辛子醤油和えで、変わった逸品として皆さんに味わってもらう。日本酒の肴として、箸休めとして重宝する野草だ。7月から8月の観察会で花を見かけた時には、紅く残った花托を味わってもらう様にしている。メンバーから甘いよと教えられたのがきっかけである。ヤブガラシの花序は規則正しく平面に展開して、等しく太陽の恩恵を受けるようになっている。花びらは緑色で4本の雄しべと共に直ぐに堕ちてしまい、花序に残っているのは薄緑の蕾と橙色の花弁を落とした花托だけが目立つ。花を観察しようとしたらルーペで探さなければ見落としてしまう。


「甲虫に 蜜と居場所を さあどうぞ」

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