ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

弟切草

          飛び散った血の跡「オトギリソウの葉っぱ」


 5月27日にビヨウヤナギとキンシバイの違いを紹介しましたが、その時、両者はオトギリソウ科に属していて、もともと草本であるオトギリソウにまつわる伝説を紹介しました。今回は本家本元の草本オトギリソウです。名前の由来になった黒い油点まで見て貰いたいとアップで撮って来ました。以前紹介した名前の由来を再度紹介させて頂きます。「オトギリソウというのは草本で『弟切草』という伝説を持つ薬草です。鷹匠が傷ついたタカの治療にある薬草を使っていましたが、その秘薬を誰にも知られないようにしていました。気の良い弟はそれを他の鷹匠に漏らしてしまったのです。兄は怒り狂い弟を切り殺してしまいました。オトギリソウの葉を透かして見ると黒点が見えます。それが弟の血の跡だというのです。弟の恋人まで後を追ったという悲しい伝説です」葉っぱに散っている黒点が血の跡に見えますやら。オトギリソウ科には違いによって黒点と明点があります。木本の方には黒点は無く、明点という白っぽい油点が確認出来ます。
 オトギリソウは鷹だけに効くのではなく、我々人間にも効く薬草として利用されて来ました。煎じ薬として利用しますが、神経痛・リューマチ・痛風・腰痛などに効くので入浴剤としても使われます。外傷・打撲傷・虫刺されにも効くので、いざという時、近くに葉があれば使って見て下さい。


「暴政を 蜂の一刺し 倒してよ」

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