背高泡立草
3日間外出せずに燻製作りとイベント準備に没頭していました。備品類などを近くのお店に買いに行った時に、出合えた身近なセイタカアワダチソウです。ところが14日は70%の雨予報で年金フェスタはやむなく中止されることになりました。せっかく作った燻製をどう捌けばいいのだと言いたいところですが、直ぐに仲間や知り合いに泣き付き、引き取り先を何とか確保出来ました。天秤棒で売り歩かなくってもいいようになったのです。
セイタカアワダチソウは明治時代に北米から渡来してきたようです。在来種のアキノキリンソウに似ていますが、花数では断然圧倒します。近寄って見ると綺麗な花です。酒を醸造する時に泡立つさまに似ていて、背の高い草だという事で名付けられました。何とも陳腐な命名の由来です。50年ほど前に日本中で大繁殖し、花粉症の元凶みたいに言われ、駆除の機運が強まりました。ところがこの花は花粉を風に乗せるのではなく虫媒花だと判ったのです。それ以後、無害説が定着し、日本の風土に溶け込み秋を演出してくれています。春の新芽も秋の花も食べられるという事はあまり知られていません。
「川沿いに 所狭しと 泡立草」