かがり松
消灯(左)点燈(右)
大阪のてっぺん能勢に『やまぼうし』という人気のカフェテラス兼ギャラリーがあり、昨夜そのお店の閉店時間にお邪魔してコーラスの自主練習をさせて貰った。そこは毎月周辺地域の芸術家たちが個展などに利用されている。今月の展示は「かがり松」という作品で、お隣の川西市にお住まいの西村昇平氏(工芸作家)の「灯り」各種が展示されていた。池田市に伝わる大文字焼と「がんがら火」という火祭りをイメージされておられるようだ。お店のオーナーに伺うと、アカマツを4mmにスライスした物でチップを作り、それを張り合わせて作品に仕上げられる。チップの密度で灯りに濃淡が出て独特の色を醸し出している。初めて目にした作品群で、好奇心の塊ロクの心を捉えて離さなかった。氏は池田市・川西市・三田市・豊中市の美術展などで毎年欠かさず市長賞など各受賞をされておられる。一度機会があれば工房にお邪魔して制作過程など覗いてみたいものだ。
昨夜の自主練習は男性群だけのもので、10周年記念コンサートに向けて、全員が同じスタート地点に立たないと仕上がらないという思いからである。ロクは音符の細かいところまでは読めないという、ええ加減さを持っているので皆さんの足を引っ張ることになる。小学校の頃からの音痴が今になって影響している。
「悪声も 秋燈点り 美声化し」