ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

定式幕

 

 一昨日夜、新学校の体育館で浄瑠璃の柿落とし(こけらおとし)が披露されました。能勢では200年以上にわたって受け継がれてきた伝統文化の浄瑠璃です。受け継がれてきた素浄瑠璃に、人形劇を組み合わせて大衆化を図り、其の劇団「鹿角座」が広く公演活動をしています。当日披露されたのは風神雷神、素浄瑠璃で先代萩ー政岡忠義の段、壷坂観音霊験記ー山の段、鬼一法眼三略巻ー五條橋の段です。学校の体育館に定式幕を設置しているところは、全国でも珍しいことではないでしょうか。
 定式幕と云うのは歌舞伎座などに設置されている引幕の事で、歌舞伎が広まった江戸時代からの様式です。下手から上手に引くことで幕が開くことになっています。幕の色は陰陽五行の考えに基づき、黒・白・黄・柿・萌黄(緑)から三色選ばれています。劇場ごとに異なり白が入っている処もあるようです。学校の定式幕は大阪歌舞伎座と同じ配列の黒・萌黄・柿色になっています。因みに京都南座は黒・柿・萌黄の配列です。


「雷神も 連れ来る野分 前夜かな」

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