ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

マチカネワニ


 トンボのメガネも御多分に漏れず納会としての忘年会を持った。と言っても例会は欠かせない。今回は池田市にある大阪大学総合学術博物館にマチカネワニを訪ねた。あらかじめ予約しておいたので、博物館准教授・理学博士の豊田二郎先生が館内を丁寧に案内して下さった。特に大阪大学の沿革については興味深い話で、他の国立5帝大とは違う生い立ちや、その後、名古屋大学設立時に大きな負担を市民に負わせる結果となった逸話なども面白く拝聴出来た。懐徳堂、適塾の流れをくむ大阪大学、八木アンテナで有名な歴代総長の話やノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹など館内は「知」で満ち溢れている。特別展では関西「新劇」展も開催されていたのでついでに覗いて来た。知り合いの劇団員がいる「劇団未来」や「潮流」なども紹介されていたので身近に感じられた。
 お昼に忘年会場を予約しているので、時間をそれとなく確認する。メインのマチカネワニ化石は3階に展示されている。メンバーの熱心さに先生の説明にも熱が入る。ワニまで辿り着いた時には既に予定時間をまわっていた。1964年4月に初めて日本でワニの化石が見つかったのが、ここ待兼山キャンパスである。殆どの部位での骨格化石が見つかり、学術的にも価値の高い化石展示で、ミュージアムの顔になっている。頭とお腹を満す有意義な納会となった。


「望年会 鯨ではなく 鰐口で」

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