蝶の舞
オオゴマダラ
ツマベニチョウ
人目も憚らず
棕櫚で編んだバッタ
箕面昆虫館では仲間を長らく待たせ、放蝶園で蝶の舞を飽くことなく眺めていた。昆虫館は昨年4月にリニューアルして、若い館長が色々と企画展を打ち出し、昆虫の世界へ誘ってくれる。標本展示だけではなく、生きている昆虫を観て貰いたいとの想いで飼育に力を注いでおられる。その想いが放蝶園に凝縮している。現在500頭ほどの蝶が飼育されているらしい。優雅な舞いを見せてくれるのはオオゴマダラで、他にも琉球アサギマダラやシロチョウ科では最大級のツマベニチョウも観察できる。
今、催されているのは「ウラオモ展」で蝶を中心に昆虫の表と裏を対比して見せている。蝶は蛾と違い吸蜜時に羽を閉じていることが多い。従って裏側は目立たなくするか、葉に似せた擬態で誤魔化すか、毒々しくするか、相手を威嚇するような目玉模様を付けるか、様々な工夫で進化してきた。そんな昆虫たちの戦略を見るのは楽しい。観察会のおまけとして棕櫚の葉で編むバッタ作りも体験してもらった。寒空の中だったので、皆さん指がかじかんで上手く編めないので、完成品を差し上げた。
「例会は ひらりひらりの 初舞で」