雁金草
久し振りに花曜日のハイキングに行って来ました。リーダーの体調が優れないという事で、大事を取って近場の箕面に変更して歩き始めましたが、だんだん調子が出て来たのか、結果的には何時もより長い道のりを歩いて来ました。植生豊かな清水谷コースにも寄って貰う事にしましたが、鹿害で殆どの貴重植物が喰いつくされ、最近は防護ネットで囲ったところだけでしか植物観察が出来ませんでした。
ネットの中にカリガネソウが揺れています。我々は傍を通るだけで独特の臭気を感じていましたが、風邪気味のリーダーに葉っぱを千切って匂いを嗅いで貰います。やっと悪臭がしたとのこと。5裂する合弁花の4つが上に付き、1つが唇弁花状に下に付いています。4つの雄蕊と1つの雌蕊が弓型に長く伸びています。何とも変わった花姿です。家紋の「結び雁金」から名付けられたようです。帆掛草の別名もあります。
「雁金を 揺らし秋風 通り過ぎ」