37.4
畑の側ではレンゲソウが
ツクシも所狭しと
珍しく二人とも予定がない日だったので、まだ桜を観ていないという妻を淀の河津桜に案内した。あわよくば八幡市の三川合流個所の背割堤の桜も観られるかなと訪れたが、ソメイヨシノはまだ開花直前という段階だった。カワヅザクラはまだ咲き残っていたが、少し盛りを過ぎて葉がたくさん出ている。華やかさが薄らいだ感じであった。すかさず貴女の様に姥桜になってしまったねと嫌味を一言。帯に短し襷に長しの桜観になったが、淀から八幡市までは歴史もあり、歴女の妻は満足したようである。
八幡市は木津川・宇治川・桂川の三川が合流して淀川になり大阪湾に注ぐ。宇治川の堤防にIR37.4と大きくペイントされていた。何の数字か判らなく100mほど進むと河川表示の看板で謎が解けた。大阪湾から37.4km地点の表示だった。そう云えば現役時代に淀川の源流をたどるウォーキングの初日に通過した地点である。初日は60数km歩き、最終地点は3日目で青山高原山中の雫の滴りまで辿った。確か130km余りだったように記憶している。足裏に出来た豆が潰れて、初めの一歩が歩き出せなかった苦い思い出が。
「合わないね こちらの都合 花便り」