京都御苑
閑院宮座敷跡からのお庭
磨き抜かれた板の間に映る青もみじ
平清盛建立と伝えられる唐破風鳥居の厳島神社
雨に煙る九條池
たわわに実るオオシマザクラのサクランボ
終日雨予報の中、トンボの下見を兼ねて京都御苑を訪ねた。一昨年、他のサークルで巨木・珍木を案内して貰った。今回のテーマはタシロランの観察が主目的だが、それだけではもったいないので巨木なども訪ねたいと計画している。その様子は本番の時に報告したい。さて、京都御苑は皇居外苑、新宿御苑と並んで環境省が管理する公園で、国が設置・管理する3つの「国民公園」の一つだ。雨に煙る静かな公園は心を癒してくれる。あのけたたましい観光客に出合うこともない。ときおり警備の皇宮警察パトロールカーが静かに通り過ぎるぐらいの静寂に包まれている。
閑院宮邸跡・九條邸跡・賀陽宮邸跡・西園寺邸跡・有栖川宮邸跡・一條邸跡・近衛邸跡・桂宮邸跡・中山邸跡や皇女和宮の橋本家跡などが京都御所を取り囲んでいる。彼等とは何のつながりもないが、徳川幕府が崩壊し、歴史が大きく転換していく時代と、栄枯盛衰を感じる国民公園であった。
「青もみじ 雨に洗われ ピンと跳ね」