植物活動期
オクラの様な実を付けるユリノキ
帽子を被ったタイサンボクの蕾
ナンキンハゼの花穂
アカメガシワの花序
ロウバイの果実
山田池公園の入口にユリノキ並木があり、5月13日にランプシェードの様な花を紹介した。その後が気になったので皆さんに観察して貰った。花びらを落としオクラの様な形の実を付けている。この実を解剖したことはないのだが、この中には沢山の翼果が詰まっている。冬になるとそれが木に残り独特の景観を作る。
咲き出した大輪のタイサンボクも5月24日に紹介したが、次から次へと花を咲かせている。モクレン科の蕾たちはコートを脱ぎ棄てて開花してくる様子が、帽子を被っているようでなんとも可愛い。紅葉が綺麗なナンキンハゼも目立たない花穂を付けている。アカメガシワも近寄って観察するとしっかり開花している。多分雄花だろう。春一番に咲き出したロウバイは早々とザクロの様な実を付けている。こんな植物たちの観察をするのも楽しい。雑草の生い茂るこの時季は農家にとっては大変だが、植物にとっての梅雨時はまさに天国である。
「青梅雨に 誰が置いたの 赤き傘」