南天萩
蕾と豆鞘
マメ科特有の蝶型花
南天に似た小葉を2枚付けている
萩の季節になりましたが、ナンテンハギは多年草の草本です。別名でフタバハギとも呼ばれ、南天に似た小葉を2枚付ける複葉なので直ぐに見分けがつきます。飛騨地方ではアズキナと言われ山菜料理用に栽培までしています。タラノメ・ウド・ウルイなどの山菜に匹敵するぐらい旨い、ということで飛騨の郷土料理になっています。煮た時の香りが小豆の匂いがすることでアズキナと呼ばれています。以前にもこのブログで紹介しましたが、春になると他の山菜に気を取られて、ナンテンハギの存在を忘れてしまうのです。今年は花と蕾を摘んで甘酢かドレッシングで頂くようにします。
何時も通る土手道にたくさんのナンテンハギが生えています。花の咲く時期に全草採取して乾燥させたものが、めまいや疲労回復の薬草として利用されるようです。春には山菜秋には薬草、利用価値の高い植物です。花色も目立ち散歩に華を添えてくれます。
「頼まれし 買い物帰りに 草萩の」