冬の花蕨
花の様な胞子を付ける
日本に2本しかないという銀杏
樹齢1500年のカヤの木
信貴山境内の山道にフユノハナワラビ群生地がある。案内してくれた彼はどうしても見せたくって、あまり人通りの無いコースへといざなってくれた。先ず一般の観光客は通らないような荒れた山道である。メンバーのほとんどが自然好きなので、わざわざ連れて行ってくれた。
手持ち図鑑で調べようとしたが掲載されていない。シダ植物ばかりを独立させた図鑑があるが、そこまでは手を広げられないと決めている。ただ食べられるシダ類があるので、それだけは押さえておきないと勝手な選択肢で選んでいる。ネットで調べるとハナヤスリ科とある。今年春にアップした鵜殿のヨシ原に貴重種のハナヤスリがあり、食べられることを紹介した。フユノハナワラビが同じ科と言う事から、こちらも食用になるのではとひらめいた。調べてみると8月頃に芽を出す若芽は食用になるらしい。一度試してみたいがよほどの群生でないと採取出来ない。
秋から冬にかけて胞子葉が直立した状態で出て来る。胞子嚢で茎に2列並んで付いている。花の様に見えるところからフユノハナワラビと言われている。春には枯れるが、多年性なので夏になると栄養葉が出て来る。
「落葉敷く 山の細道 あれ花か」