苺の木
苺の様な実を付ける(参考画像)
10月26日伊丹緑道歩きの時、画像紹介だけしたイチゴノキだが、花と実で楽しませてくれる時期になってきた。この季節、京都府立植物園に行くと必ずと言っていいほど苺の木を訪ねる。熟れていれば内緒で一粒だけ失敬する。あまり美味しいものではないが生食も出来る。ジャムに加工したり果実酒にすれば良いようだが、我が家に植えていないのでそれも出来ない。最近個人の庭に植えられているのをよく見かけるようになってきた。
イチゴノキは南ヨーロッパ地中海沿岸原産でStrawberry-treeと呼ばれている。ドウダンツツジの様な壷形の花を咲かせるのでツツジ科と言うのは直ぐに判る。晩秋に花を咲かせ、翌年同時期に実が熟れる。花と実を同時に楽しめる事から人気が出て来たようである。驚くのは氷河期の遺存種だと考えられている。そんな植物と知れば、我が家に植えてみたくなる。
昨日は坪内稔典先生の俳句教室があった。宿題のお題は「袋」と自由句で、提出された38句の内から4句選んで挙手投票する。選句眼は肥えて来たようで上位人気2句を選んだ。ただ僕の句にはあまり投票が集まらなかった。皆さんまじめな句作りをされているが、ロクは教室に慣れて来たこともあり、「秋深し妻に内緒の袋綴じ」という笑点風のふざけたものを提出した。票数こそ集まらなかったが話題と笑いは提供できた。
「花と実で 初冬彩る 苺の木」