山茶花Ⅱ
昨年もこの時季にサザンカをアップしている。サザンカはツバキ属に括られているので同じ仲間と思うが、敢えて分けられている。こちらは花びらを1枚づつ落とすことで、花ごと落とすツバキと区別しているのかもしれない。ならばツバキ属亜種にしたらいいと思うのだが、それほどの違いもないようだ。
サザンカは日本固有種で、篠山のとあるお寺には天然記念物とされる立派な山茶花が植わっている、と、昨日の天気予報の時間に紹介していたので是非訪れてみたい。最盛期には1000個もの花を咲かせるらしい。
ツバキは木偏に春と表記される日本で作られた字を充てているが、もともと中国ではツバキに山茶花の字を充てていた。と言うことはツバキは薬用として、お茶として使われていたからだろうと想像出来る。因みに鹿児島や宮崎ではお茶の代用として山茶花が使われていたらしい。そんな古の野趣あふれるお茶を喫してみたい。新たな特産物として商品化出来ないのだろうか。
先日低山会で篠山の小金ヶ嶽に行った帰りに、茶を買って帰り毎朝飲んでいるが、丹波はお茶の産地でもあるらしい。天然記念物の山茶花と何か関係があるのかもしれない。
「散り敷いた 花びらの数 冬暦」