ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

羅生門葛(ラショウモンカズラ)


 神戸市立森林植物園内のロックガーデンには様々な山野草が咲き乱れている。中でも目に付くのがこのラショウモンカズラの群生である。ツル植物ではないがランナーで拡がるので葛の名前が付けられているシソ科の多年草である。
 名前の由来は山渓名前図鑑「野草の名前」によると、平安中期の源頼光の家臣である渡辺綱が、夜ごと羅生門に現れる鬼女を退治すべく腕を切り落とした。その腕の形に似ていると言うので名付けられた。何ともおどろおどろしい謂れである。確かにシソ科の花の中では、よく似たタツナミソウなどと比べても比較的大型の部類に入る。そんなところから鬼女の腕に準えられたのかもしれない。
 歴史音痴のロクが平安中期の話でもないのだが、我が能勢地域は多田源氏発祥の地で、源満仲が祖とされている。源頼光はその長男である。家臣の渡辺綱は坂田金時などと並んで四天王と言われ大江山の鬼退治でも有名である。隣接する川西市の満願寺には坂田金時の墓がある。因みに川西市のユルキャラは「きん太くん」でマスコットとして市民に愛されている。


「目くらまし 鬼の蔓延る 春の陣」

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