ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

ハカラメ(葉から芽)

          小笠原に繁茂するハカラメの花(参考画像)


 小笠原に行った時にたくさんのハカラメが繁茂していたので、その葉を摘んで持って帰った。皆さんへの土産にするためだった。何年か前に石垣島に行った時に土産として売っていたのを思い出したからである。
 一般的にハカラメやコダカラソウなどの別名で呼ばれているが、正式名称はセイロンベンケイソウという。原産地は南アフリカだが、世界の熱帯地方に拡がっている。日本では南西諸島や小笠原諸島に帰化している。父島では繁茂し過ぎて固有植物に影響を与え、侵略的外来種として駆除対象に選ばれている。本土ではまだ生育環境が厳しいので繁茂することは無いだろう。温暖化が進むとその可能性も否定できない。
 2月に持って帰ったものが、4月も後半に入ってやっと芽を出し始めた。毎日写真を撮り観察を続けている。差し上げた仲間からはもっと早くに芽を出したと報告を受けた。暫くはこのままで観察を続け、親の葉がくたびれて来た段階で植木鉢に移したい。寒さに弱い植物なので直植えは出来ない。能勢では冬場を越すのは大変だ。毎年霜で枯らしてしまう。何年かすれば花も咲いてくれるのだが、冬対策が万全でないから霜枯れしてしまう。室内に取り込み、日当たりのいい場所に置いてやるが、氷点下になるとしな垂れてしまう。
 英語で、"Good-luck leaf"(幸運の葉)と言われるので、今年こそは温室を作るなりして、冬越しさせたい。


「窓際に 五月の風と 葉から芽が」

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