ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

身近な芽吹き🌱

         サギソウ・ハエトリグサ・ミョウガの芽吹き


 今年も坪内ねんてん先生の俳句講座がスタートした。教室に参加して腕が上がると言うわけではないが、俳句にまつわる様々な知識をミニ講座として伺えるので参加している。10回目の講座になるが4~5年前から参加している。今なおインプットの場として役立っているのは地球環境『自然学』講座と、スキルアップにつながる俳句教室である。手掛けてみたかったボタニカルアートや水彩画などの趣味の世界まで踏み込めなかった。あれほど趣味多き青春時代だったのに。油絵で挫折したのが影響しているのだろう。振り返ればアウトドアーが合っていたと言うことかもしれない。
 家の周りの身近な植物たちが芽吹きだしてきた。今年も門被りのヤマノイモが出来るぐらいたくさんのツル芽が伸び出し支柱に絡みついている。ヤマノイモは右巻き(Z巻き)で伸びていく。因みにフジ(ノダフジ)とヤマフジの見分け方はツルの巻き方で見分ける。フジは左巻き(S巻き)でヤマフジは右巻き(Z巻き)である。
 大切に育てているサギソウとハエトリグサが水苔の中から新芽を出してきた。今年はどれだけ咲いてくれるのだろうか?たぶん200輪ぐらいは羽を広げてくれることだろう。ミョウガも葦と同じような角ぐみを出している。今なら山菜として食べることも出来るのだが、茗荷花が出来るまでお預けすることにしている。
 今日は定例の通院日である。2週間ほど休肝してきたが、採血の数値がどうなることやら。いずれにしても今日は解禁日で、相模の都之隠士さんと杯を酌み交わすことになっている。たぶん文学談義に花が咲くことだろう。


「夏立つも 少し遅れて 出る芽あり」

庭石菖(ニワゼキショウ)


 芝生広場などでよく見かけるアヤメ科のニワゼキショウが目立つようになってきた。バーミューダ諸島の原産らしいが、明治20年ぐらいに渡来してきて、今では全国に分布を広げて帰化状態になっている。別名で南京アヤメと呼ばれているのだが「野草の名前」図鑑で調べても由来は載っていなかった。
 葉っぱがサトイモ科のセキショウに似て、芝生の庭に咲くところからの命名だが、花姿が日本に合うのか邪魔者扱いされていない。多年草だから毎年勢力を拡大しているように見受けられる。花は日没には閉じてしまうが、受粉出来なかった花は翌日も開き、実を結ぶまで強かに数日間の開花を繰り返す。花色は白と紫系の2色で、水色もあるが別物として分類されている。他にオオニワゼキショウというのもある。そちらの方が花が小さい。
 歯科医の予約がお昼だったので、アクティブロクにとっては終日行動制限をされたような中途半端な1日になってしまった。医院までの往復だけの歩きである。行きに畑でニワゼキショウを見つけたのだが、予約時間までに行かなければならないので先を急いだ。帰りに写真を撮ることにしたのだが、それだと同じ道を引き返さなければならない。散歩のパターンは周回コースにこだわっているロクとしては不本意な歩きだった。でも可愛いニワゼキショウに逢えたのだから良しとしておこう。


「虫よ来い 小さきアヤメの 群れとなり」

紫(ムラサキ)


 15年ほど前に某薬科大学で頂いたムラサキを花壇で大切に育てていたが、大きくなった紫根を残して姿を消してしまった。諦めていたが法面で育っているのを見つけて、植木鉢に移植してやったのが5年ほど前である。機嫌良く根付いてくれたが、環境の変化に敏感なムラサキは再び姿を消してしまった。ところがとなりの植木鉢で再び芽を出してくれ、花を付けるまでに育ってくれた。運良く種がとなりの鉢に落ちて根付いたので3代目になる。
 今では自生のムラサキを観ることが出来ない環境省絶滅危惧種だ。奈良の万葉植物園で辛うじて観ることが出来て、客寄せパンダの役目を果たしている。かっては紫の染料として栽培までされていたが、色落ちしやすいので代替の染料が使われるようになった経緯もある。そんな貴重ムラサキだから我が家の宝としている。
 染料としての紫根染めは、推古天皇の時代に小野妹子が中国から帰国して伝えたとされている。紫根を臼で粉末にして、ぬるま湯に入れ色素を出して染色液を作ったらしい。江戸時代には「江戸紫」として人々に愛される高貴な染め色だった。薬用(痔、火傷、凍傷、腫れ物など皮膚関係)としても使われていたので、薬科大学でも育てられていたというわけである。
 日曜日にひとくらクラブで何度も経験してきた椿油絞りのデモンストレーションがあった。子ども連れ家族が一般参加で来ていた。椿の実を潰して「仁」を取り出し、蒸してから油を絞り出すまでの、一連の工程を子どもを交えて経験させておられた。実の殻が草木染めの媒染になると言うことで、そこで「紫」が話題になった。


「紫に こころ彷徨う 古代まで」

署名の受任者✑

              サンキライの実が可愛い


 大阪では府市一体になりカジノに向けした走っている。全国何ヶ所かの自治体では、それはおかしいと横浜市ではカジノ反対の民意が計画を断念させた。和歌山でも議会で否決されカジノから撤退することになった。あとカジノにしがみついているのは大阪と長崎である。
 大阪では府市共に維新が牛耳っているので、何が何でもカジノを作りたがっている。2度の都構想も住民投票で否決されたのに、手を変え品を変え住民の暮らしを破壊してきた。その最たるものが今回のコロナ犠牲者全国一という結果になって露呈した。それでもマスコミを取り込んで「よくやってる感」を流し続けた。
 カジノについても市民から4200億を巻き上げる計画をひた隠し、いかにも大阪の経済が豊かになるとの偽りのIR夢計画を撒き散らしている。財政を賭博で稼ぎ出すなんて時代遅れも甚だしい悪政の最たるものである。カジノによって地域経済は破壊し、ギャンブル依存症を増やし負の連鎖を広げることにしかならない。防災リスクなどのマイナス面も一切公表されていない。全てはカジノ会社の言うままに事が進んでいる。
 平和、くらし、温暖化、環境破壊など爺婆にとっても住みにくい世の中になっているが、未来の世代にはもっと大変な時代になることだろう。取りあえずは目の前にある毒から排除していかなければならないと、カジノの賛否を問う住民投票を求める署名活動の受任者になった。時間のあるときに地域住民の署名を集めることにし、連休最後の日曜日に区内を訪問して、20筆ほどの署名を頂けた。約90%のお宅が快く署名して下さった。


「何時までも 5月の風が 吹くように」

駅前ライブ🎼

         前座役を引き受けてくれた「のぞきからくり」


 ウクライナ支援と再審法の改正を求めるキャンペーンとして、箕面駅前ステージで野外ライブを開催した。演者はNHKドキュメンタリー逆・転・人・生「えん罪・奇跡の逆転無罪判決」で3度にわたって放映された当事者の土井(SUN-DYU)さんたち3人で構成されているMIC SUN LIFEというプロのラップミュージシャンである。
 コンビニ強盗の汚名を着せられて302日間も勾留された経験の持ち主SUN-DYUからえん罪の撲滅とウクライナ支援の訴え、愛を歌い上げる迫力あるラップ音楽は道行く人の足を止めさせる。コンビニ強盗の真犯人も見つかり、ますます彼らのラップによる音楽活動が脚光を浴びて来だした。構成メンバーのZUKKAN君の「お母さん」という曲が母の日に会わせて、今日ユーチューブ配信されることになっている。
 15時からスタートするのだが、ステージは2時半まで詰まっている。先のパフォーマンスが終わるのを待ち受けて、舞台設営をしなければならない。最終の打ち合わせ会議はPCR検査を受ける日だったので、やむなく欠席した。最終チェックが出来ていなかったから、設営にも苦労したが、彼らの歌声がそれをカバーしてくれた。おかげでウクライナ支援カンパもたくさん集まり、再審法改正を求める署名にも協力して頂けた。CDも買い求めて頂けたので、初めての試みとしては大成功だった。
 あとはロクの仕事として、大阪府でカジノをやめさせるための住民投票を求める署名の受任者になっている。能勢町内での署名集めをしなければならない。社会に係わるとゆっくり遊べる余裕がない。傍観者でおられない難儀な性格の持ち主だ。


「五月晴れ 野外ラップに 手拍子も」