ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

石一つ・・・旅の断片

               マンガン含有鉱石

            スイスの山麓を案内するロク

   シャモニーでお気に入りの教会(何度目かな?)

         バースデーケーキや美人像でご満悦のロク


 大切な会議日程と重なってしまったコウモリ調査。コウモリ調査をしておられる方は、大阪自然史博物館(長居公園)の外郭団体に所属されておられる獣医師さんである。地元能勢で自然環境にも力を注いでおられる方から、コウモリの専門家が来られるので行きませんか、というお誘いを頂いた。願ってもない未知の世界なので是非とも行きたい。ところが救援会の定例会議日だった。やむなく妻だけが連れて行ってもらうことになった。後日案内してあげると言うことだったが、どうやら素人では行き着けないようだ。
 後で話を聞くとコケ屋、菌類屋などの専門家も同行されていたこのことだった。地元からは元校長先生2人が参加されたとのこと。お二人とも学校支援活動でお馴染みだし、低山会でもご一緒している。調査場所はマンガンを採掘していた坑道で、そこに4種のコウモリが営巣しているらしい。洞穴状の坑道をよじ登らなければならない探検なので、装備も万全ではない地元民たちは、奥まで入れなかったようである。見つかったのはキクガシラと天狗コウモリで、他にユビナガコウモリとコキクガシラも坑道には生息しているらしい。調査記念とも言うべきマンガン鉱石一つを持ち帰ってくれた。
 鉱石一つでは味気ないので、旅の振り返りとしての画像紹介したい。ところが色々いったので、紹介したい画像を決め兼ねられない。基本的に山がらみの旅と世界遺産巡りだった。デジカメで撮りだしてまだ20年も経っていない。殆どがフイルムで毎回500枚ぐらい撮ってきた。とりあえずは行き先を絞らず旅の断片として紹介したい。


「会いたいな 春が来たなら 行きたいな」

ばぁばは、だいじょうぶ

          富士真奈美と寺田 心くん(最年少主演男優賞)


 月1回の救援会常任委員会が箕面で開催された。社会活動の中では一番重きを置いている元祖ボランティア組織なので、余程の事情がない限り休むことはない。ところが昨日は祝祭日でバスの便が殆ど無いに等しい。行きはよいよい~帰りは怖い!という状況だ。不本意ながら車利用になる。地球温暖化をなんとかしなければと思っているロクが、CO2を撒き散らすのは忍びない。移動は公共交通機関を利用するようにしている。こんな話がある。山火事になったので少しでも鎮火に役立とうと、ハチドリが嘴に水を含ませ、何往復もせっせと運び続けている。それを見た他の生き物たちが「そんなことをしても無駄だよ」と声をかけながら逃げ去っていく。ハチドリは「今の自分に出来ることをしているだけだよ!」と応える。なんと良い話か。ハチドリになりたい。
 そんな話につながるような素晴らしい映画を観てきた。認知症になったばあばと孫の物語で、絵本「ばあばは、だいじょうぶ」が映画化された作品、イタリア「ミラノ国際映画祭」で最優秀主演男優賞と最優秀監督賞のダブル受賞に輝いた話題作である。映画の一コマだけを拝借してきた。能勢町の人権協会主催で、何度かイベントに参加したこともある。夜の催しには参加したくないのだが、映画は別だ。忙しかったが充実した1日だった。


「映画観て 熱き涙を 寒空に」

菜畑

            雰囲気的には白菜ぽい菜の花

                貴州省の菜畑


 最近のブログ内容を振り返ると画像紹介に色彩が欠けている。コロナ自粛と寒さで町外へ出掛けていない所為だろう。せめて歩いて行ける範囲内に公園でもあれば、園芸種でも我慢するから訪ねたいところだが、能勢の町内には公園もない。この冬一番(暦の上では春)という寒さの中、北風に逆らって歩いてきた。
 いったん開きかけた「星の瞳」はあまりの寒さに、開こうか閉じようかと思案顔で地面にへばりついている。ヤブツバキも蕾のままで、暖かくなるのを今か今かと待っているようだ。辛うじて菜畑で菜の花が咲き出したのに、春の近さを感じることが出来た。
 鹿よけネットの外から覗いただけだから、何の野菜だったかまでは確認しなかった。黄色い花だから白菜だったかもしれない。同じアブラナ科の大根や蕪だと白い花だから。基本的に菜の花と言えば野菜類の黄色い花を指し、春の味覚としておひたしや和え物として食される。蕗の薹が出るまでに味覚から春を感じさせてくれるのは菜の花であろう。お雛さん飾りには桃の花と並んで欠かせない。あまりにも有名な与謝蕪村「菜の花や 月は東に 日は西に」というのがあった。菜の花を訪ねて中国の少数民族を訪ねたことまで思い出す。
 菜の花というのは総称で、花菜(はなな)・菜花(なばな)・菜種(なたね)など各種ある。曾ては菜種油を取る「油菜(あぶらな)」を菜の花と呼んでいた。鉄道駅で大阪と奈良の県境に「菜畑」というところがあり、昔は油を取るために栽培していたエリアかもしれないとの想像をかき立てる。最近スーパーで「菜の花」として並んでいるのは外来種のセイヨウアブラナだろう。


「菜の花も 開いて良いのか 遠慮がち」

石水母(イシクラゲ)

          水分の含み状態で様々な様子のイシクラゲ

              如何にも地衣らしい

                 これも地衣

                ロープにも地衣が


 今までは目にも止めなかった生物体であるが、散歩途中の妻から「この海藻みたいに見える物体は何?」と聞かれた。誰かに教えてもらった気がするが、興味外だったので直ぐに忘れてしまっていた。たまたま冬ごもりの対象物として手に取った地衣類や菌類の本に、イシクラゲが掲載されていたので、近場で観察できる相手として調べてみることにした。
 マニアックな話まで深入りしないが、イシクラゲは陸生の藍藻の1種らしい。見てくれからしても海苔っぽい。乾燥時は干からびた状態だが、雨が降るとぶよぶよのワカメ状になる。古来から食用にされてきたと言うのが驚きである。その名残か地方名がたくさんあり、イワキクラゲ(岩木)、キブネノリ(貴船)、カモガワノリ(鴨川)、シラカワノリ(白川)、アネガワクラゲ(姉川)などと呼ばれて食べられてきたことを伺うことが出来る。
 何でも試してみたいロクは俄然試食したくなってきた。一歩外へ出ると見つかるイシクラゲだが、犬の散歩道にもなっているので、ワンちゃんが来ない所で採取したい。もちろん試食後はブログアップするつもりだ。
 時折雪が流れてくる寒い日だったが、ルーペ片手でご近所歩きをしてきた。ウメノキゴケなどは直ぐに見つかるが、違う種類の地衣たちを撮ってみたい。帰宅してパソコンに取り込んだ写真を見るが、何の変哲もない平板な画像になっている。陸の珊瑚と言われるような写真を撮りたい。小遣いで顕微鏡機能付きのデジカメが買えるだろうか?


「酢の物か 鍋に入れよか 石水母」

腕が痛い

             接種会場

                今朝の雪景色


 昨日午前中に3回目ワクチン接種を済ませてきた。2回目よりも副反応が顕著だと頭に言い聞かせて望んだ。心配していた発熱や接種部の発赤、体のだるさなど感じることもなかったが、寝床で本を読む際に腕の痛さを感じた。今日1日我慢すれば痛みも引いてくれることだろう。コロナワクチン以降よく目に止まるようになった「副反応」、今まで日常的に使っていた「副作用」と根本的な違いがあるのだろうか?と気になっていた。
 手持ちの「明鏡」国語辞典で調べてみたが、残念ながら「副反応」の方は載っていない。やむを得ないのでネット検索で調べてみた。ワクチン接種による通常の反応をさす程度のものを「副反応」と言うらしい。それ以外の異常な反応を「副作用」と言い区別されている。何年後かに現れるかもしれないワクチン接種による異常反応が頭をよぎるが、老い先短い老躯としてはうつらないうつさないとしての選択肢は、ワクチン接種に頼らざるを得ない。「副作用」が出る頃には虹の橋を渡っているかもしれない。
 集団接種会場から近いところにフクジュソウの自生地があるので、日差しはあまりなかったが覗きに寄ってみた。案の定平開していなかった。日差しがあればパラボラアンテナのような姿で、太陽光を集めているはずだが。寒さが続いているのでまだ蕾状態から抜け出せないのかもしれない。
 今朝も雪が舞い田んぼが真っ白に化粧している。これって温暖化の副作用かな?子どもたちは歩いて通学してくれるのだろうか?エイヤッと気合いをかけて見守りに出掛けるとするか。


「春の雪 通常・異常? 神の声」