6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

椿珍種

              菊咲きツバキ「菊花茶」

           幻の黄色いツバキ「金花茶」の蕾

     色合いと咲き姿がチューリップを連想させる「チューリップタイム」


 所属する自然観察サークルから長居植物園のツバキを訪ねた。園内ではパンジーやクリスマスローズなど園芸種の花の仕組みなども観察して、植物の不思議を皆で確認し合った。リーダーは理科系の先生だったから、観察の仕方も高校生物授業の延長の様になる。今回のメインテーマはツバキとサクラ属で、そこでは用意された用紙に、お気に入りの花を投票してもらう、という念の入れようである。
 ツバキのエリアではサザンカとツバキの違いを確認しあった。サザンカの時季が終わっているので花の観察は出来ない。サザンカは花弁を一枚ずつ落とすが、ツバキは花ごと落ちるという云うだけで満足するサークルではない。ツバキの中にも寒椿の様に花びらを落とすものがある、となる。そこで葉っぱで見分ける方法を、ルーペで観たり太陽にかざしたりして違いを観察した。今回はとっておきの場所に皆さんを案内して、珍しい椿を観て貰った。1965年中国で発見された「幻の黄色いツバキ」キンカチャ(金花茶)と、まるで菊の様な花びらを持つキクカチャ(菊花茶)、アメリカから来たチューリップタイムなども観て貰った。結果、菊咲きツバキに人気が集中した。


「白が好い 愛でる目線に 白椿」

白木蓮

           花先が北を向き出したハクモクレン

             ヒヨドリに啄まれた哀れな姿


 ハクモクレンの蕾が膨らみ、間もなく開花するでしょう。北国の春♪に出て来るコブシは花が全開しますが、ハクモクレンは平開せずに蕾が少し大きくなったぐらいなので、たくさんの花をつけている様子は、まるで白い小鳥が木に止まっているようにも見えます。モクレン(紫色)は随分と昔に渡来してきた様で、飛鳥・天平の頃の僧衣を染めるのに使われていたらしいです。ハクモクレンは何時渡来してきたか不明ですが、江戸時代かなと推定出来ます。花譜(貝原益軒著)には「紫白二色あり、花大なり。紫は花よからず、白きをまされりとす」との記述があります。
 中国では花と蕾は薬用にし、花弁は食用にするらしいです。モクレン科の仲間は香りが良いので食べてみたくなります。いち早くヒヨドリが花を啄みに来ます。モクレンは蕾が膨らんでくるとお尻の部分を南に向け、太陽の熱で開花を促します。したがって花先は北を向くようになります。そこから「磁石の木」とも云われる方向指示植物なのです。何れにしても春の到来を感じさせてくれる花です。


「行儀良く お尻南に 白蓮の」 

檜葉宿木

          ツバキに半寄生するヒノキバヤドリギ

            ヒノキに似た茎(枝)で光合成


 今年度最後のトンボのメガネ観察会は西宮市立北山緑化植物園を訪ねました。小さな小さな植物園ですが、ちゃんと区画植栽されているので観察にはもってこいです。トンボのメンバーは園芸種や植栽されたものにはあまり興味を持たないようですが、植物の進化や戦略などを知る方法としては、植物園は有効な訪問先です。今回も仲間からアイラトビカズラの説明を受けたり、ダーウインが長い距(蜜をためる管)を持つランを観て、それと共生する生き物がいるはずだと推定し、彼の没後、共生するスズメガが発見された話などを紹介して貰いました。
 近くにお住まいの仲間からは半寄生木のヒノキバヤドリギの存在と在処を教えて貰いました。そのヤドリギは常緑広葉樹のツバキなどに寄生する小さな木本です。葉っぱがほとんど退化して、扁平な茎が葉っぱの代わりに光合成をしています。寄生された宿主は成長が鈍り、枯死してしまうケースもあります。宿主がいないと生きていけないヤドリギの生存戦略上の利点は何処にあるのか、興味を掻き立てます。


「春光を ちゃっかり受けし 居候」