タマミズキの赤い実
ジョウビタキ
カワガラス
アリドウシ
サークル「トンボのメガネ」例会は希少な樹木タマミズキへの再会と、ミニハイキングとして箕面公園滝道歩きをしようと呼びかけた。過去にも何度かタマミズキ探しをしたことがあるが、山の斜面を探すが見つからない。たぶん数年前の台風と豪雨被害に遭い姿を消してしまったのだろう。かろうじて滝道に自生している1本だけが赤い実をつけて、小鳥たちの訪問を待っているようだ。かなり啄まれたのか実の数を減らして、凄い!という感動まで与えてくれなかった。
箕面はシダ植物の宝庫で各種のシダ類が繁茂している。あいにくメンバーにはそれらを教えてくれるほどのマニアックな方はおられない。イノモトソウとオオバイノモトソウの違いや、ミツデウラボシ探し程度でお茶を濁しておいた。
今回の収穫はなんと言ってもカワガラスをつぶさに観察できたことである。子育て真っ最中なのか、2羽の親鳥がひっきりなしに餌を探しに出かけ、流れ落ちる小さな滝に潜り込む様子を何度も目撃することが出来た。箕面大滝にもカワガラスが巣をかけているのに驚いた。他にキセキレイ、ルリビタキ♀、ジョウビタキ♂、シジュウカラ、メジロなど盛りだくさんの野鳥が姿を見せてくれた。手持ちデジカメでそれらを捉えられないのが残念だった。
箕面は猿でも有名だが、危害を及ぼすと言うことで山奥におい込められている。ところが監視の隙間を狙って観光客の荷物を奪いに来る。昼食時、購入された弁当をビニール袋ごとひったくられてしまった。袋の中身は食べ物と言うことを学習しているので、脇目もふらずに突進してくる。メンバーはとんだ初体験をしてしまったとこぼしておられた。
「玉水木 訪ね歩いた 冬の山」