ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

古墳巡り

   仁徳天皇とみなされる像とそっくりな我らがリーダー


 永らく活動を自粛していたサークル「じねんクラブ」がやっと動きだした。リーダーの準地元とも云うべき堺市の「大仙公園」まで足を伸ばしてきた。仁徳天皇稜が世界遺産に登録されたおかげで、隣接する古墳群も管理が行き届き、説明板などで概要が把握出来るようになっている。大仙公園内を案内して頂き、古市古墳群の多さに驚いたが、博物館に寄るなどの事前学習をしていなかったのが悔やまれた。5世紀代の歴史を振り返りながら、古墳巡りをすればもっと有意義だっただろう。リーダーは現役時代英語の先生だったから「まあ~仕方ないか」とあきらめた。
 世界遺産の仁徳天皇陵ではボランティアガイドさんに出合えて、三重の濠に囲まれた墳墓の作りなどレクチャーして頂き、やっと古墳巡りらしき例会を締めくくることが出来た。初めて訪れたJR「百舌鳥」駅近くのお店で、久し振りの反省会をしたことは言うまでもない。これが楽しみでサークル活動を続けられている。


「熱燗が 古墳巡りの 〆となり」

菊芋チップス作り

             里芋の様なキクイモの塊

                  乾燥中

              柚子絞りも任される


 花壇にキクイモを植えていたが根茎の芋が増え続けて、猫の額を占領してしまいそうになったので排除することにした。かなり大きくなり花も綺麗で、おまけに菊芋まで採取出来る楽しみがあったのだが、キクイモのために狭い場所を提供し続ける訳にもいかず、苦渋の選択となった次第である。
 キクイモは北アメリカ原産で幕末の頃に渡来してきた。飼料用として栽培されていたのが野生化して帰化植物になったようである。都市部ではあまり見かけないが、山裾などの河原に自生しているのをよく見かける。最近では根茎に含まれるイヌリンという果糖が、糖尿病の予防に役立つと言われ、健康食品としての地位を高めつつある。道の駅などに安価で出荷されるようになったのでみつけたら購入する。別に糖尿予防のためではなく、菊芋チップスを作りたいがためである。
 畑で栽培されているので、野生のものより根茎が立派だ。里芋のようにたくさんの芋が塊で掘り出せる。こんなキクイモ見たことない!というほどの立派な塊になっている。でも掃除が大変だから、決まって掃除部長を拝命される。
 掃除が済めばスライスして天日で乾燥させる。2~3日乾燥させた生乾きのものを電子レンジでチンすれば出来上がる。好みで黒胡椒と岩塩を振りかける。ビールが進み糖尿予備軍になるか、イヌリン果糖で心配しないで済むか?今年も実験が始まる。


「走るのは 夫とばかりの 年の暮れ」

蔦(ツタ)

             ツタとツタウルシの違い

              ぜんざいの振る舞い


 日頃目にとめないツタの紅葉が目に付いた。以前、吸盤をしっかり観察したぐらいで花まで確認したかの記憶が残っていない。と云うのも葉っぱがツタウルシそっくりだから近寄りがたい。日本でツタと呼ばれるのはブドウ科で落葉する別名ナツヅタと呼ばれるツタ1種類のみである。世界でも北アメリカと東アジアに15種が分布する程度の植物界では数少ない特異種だ。常緑でフユヅタと言われているのはウコギ科のキヅタのことである。
 さてそのツタだが葉っぱに変異があり、短枝で花を付ける葉っぱは単葉で大きく、葉柄もかなり長い。一方花を付けない長枝の葉っぱは小さく、葉先が3裂するものや切れ込みの無いもの、更に3小葉に分かれるものまでまちまちだ。3小葉したものがウルシ科の中で一番かぶれやすいツタウルシそっくりと云うのが悩ましいところだ。
 蔦と云えばペギー葉山の「学生時代」が頭に浮かび、自然と口ずさんでしまう。今年活躍した虎球団の本拠地「甲子園」も蔦に覆われていたが、多分ツタではなくキヅタだと思う。高校野球で一世を風靡した徳島池田高校の蔦監督も思い出す。
 地域の農産会が野菜類などを出している販売所が、餅つきイベントをするとの案内を頂いたので駆けつけたが、間に合わず搗きたて餅の入ったぜんざいだけを頂いた。農家の方々の数少ない集いの場になっていたようで、微笑ましい雰囲気に包まれていた。


「外壁を 右肩上がりの 蔦紅葉」

いい話ふたつ

               家の周りは真っ白

            大竹さんと写真展で(参考画像)


 今朝はこの冬一番の寒さだったように思える。敷き毛布の温度設定が低すぎたと感じたからである。灯油ストーブの表示温度も5℃になっていた。冬場は何時も4℃ぐらいで、たまに3℃という表示になることもある。そんな時は水道管が凍結して洗濯出来ない。今朝の外気温も確かめたいが、昨日が氷点下になっていたので、更に下がっていることだろう。
 土曜日の朝はNHKラジオで石丸謙二郎の「山カフェ」を聴いている。9時台のお客さんが「森と湖 命の物語」と云う写真集で土門 拳賞を受賞された大竹英洋氏と云うことだったので、これは聴かなければとラジオの前にかじりついた。彼の講演は地球環境「自然学」や、先日の大阪府木材連合会でも特別講演などでお聞きしているし、写真展にもお邪魔してしばし歓談させて頂いた。冒険家でもある彼の根底に流れているのは、人間は他の生物と同じように地球上の一生物でしかない!という謙虚な姿勢を貫かれている点である。まだ100mまでしか近寄れなかった狼との再会を求めて、更に冒険の旅は続くらしい。次回の「山カフェ」も植物写真家でミュージシャンの「いがりまさし」氏とのこと、どんな話になるやら。
 雪のちらつく中を午後からの自然学講座に向かった。「臨床心理士の世界と その今日的役割」と堅苦しいテーマだが、京大名誉教授 藤原 勝紀先生は、心を病んだ患者んさんに接するような穏やかな関西弁で、聴講生をケアラーの世界に引きこんでいかれる。哲学的な話だったが知らず知らずに、人に寄り添う姿勢の決め所を示唆して頂いた。こうでなければならないという二者択一の「答え」ではなく、こんな方法もあるよと言う「応え」の大事なことを学べた。自然(じねん)に身を置くものとしてデカルトから学び直さなければ……。


「厳冬も 豊かな話で 熱くなり」

観察会・望年会

                シジュウカラ

               ハシビロガモたち

          ボランティアガイドの説明を受ける

              冬将軍到来の能勢の朝


 昨年度は催行出来なかった望年会だったが、今回は先行き不安を抱えながらも、鬼の居ぬ間の洗濯とばかりに何とか実施することが出来た。
 いつものパターンだが、午前中は観察会をして、午後から望年昼食懇親会とした。今年は大阪城の野鳥観察がテーマである。でも午前中だけと云う時間の制約があり、ゆっくり双眼鏡で探すというゆとりはない。辛うじて人懐っこいシジュウカラを近くで観察出来ただけだった。あとは肉眼でも観察出来るお濠の水鳥でお茶を濁し、残り紅葉などを楽しみながら、JR環状線の2駅を歩いて望年会場に向かう。会場直行組4人と合流して17人で食事会を楽しんだ。珍しく男性が5人も参加してくれたので、何時もハーレム状態のロクは俄然嬉しくなり、男性群を独占すべくテーブルに固まってもらい旧交を温めた。
 団体として個室を用意して頂いたが、まだコロナ禍と云うことで「盛り上がり」だけは避けたい。自己紹介の際に何時もは一言をお願いするのだが、二言喋って頂くために、あらかじめ用意した飲物オーダー用紙に、川柳の下5文字を空欄にし、埋めた言葉を披露して頂いた。お題は新聞紹介された「円満の 秘訣解決 ○○○○○」。「愛のハグ」「酒を飲む」「出かけるよ」「ありがとう」etc……「妻を抱く」なんていう兵もいた。


「望年会 黙食などと 誰決めた」