ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

人さまざま

                3面3様の田んぼ

            葉をほとんど落としたマユミ


 昼ごろには宿泊牡丹鍋から帰宅できたのに、雨が降り続き散歩にも出かけられなかった。旬の写真にこだわり続けている僕としては、ブログ用画像が用意できない。人が楽しく宴会している写真を紹介するのも憚られる。パソコンでメール着信の返事を送ったりしながら、窓の外を眺めて、冷たい雨の風景を観る程度で、アクティブロクの名折れ的過ごし方である。たまには良いかと云い聞かせる。
 眼下に広がる田んぼにも個性が現れているのを観ることが出来る。3面3様である。一番田んぼに愛着を持っておられるところでは、いち早く有機肥料になる牛糞をすき込んで、冬場と云うのに青々と草類が芽を出している。片や畑として借りられているところでは、草刈りもままにならないようで、放棄された田んぼの様相を呈している。道路側の田んぼでは耕運機を入れて慣らしてあるが、除草剤など使われる田んぼだから、土からの暖かみが伝わってこない。厳しい農業経営の現実が横たわるがまさに人さまざまである。
 道の駅では生産者の名前が表示されているので、顔が見える安心感がある。安心安全な地元野菜を購入出来る小さな幸せに満足している。


「冬枯れの 田んぼで人の 顔読ます」

温泉付き宿泊ぼたん鍋6,400円ポッキリ!


 昨年はコロナ禍で宿泊行事は自粛したのだが、全国的に落ち着いてきたので、そろそろ大丈夫だろうと泊がけで牡丹鍋を食べに行って来た。車で30分ほども走れば到着できる猪名川町の「奥猪名健康の郷」である。秋には「松茸のすき焼き」があり、晩秋に入ると「ボタン鍋」を廉価で提供して頂ける。
 今回の牡丹鍋コースは1泊2食付きのセット料金で6,400円ポッキリだった。兵庫県立の研修施設だから宿泊費が800円と云う安さである。お酒の提供は出来ないので、アルコール類は持ち込んで下さいというもの、我々庶民には願ってもない対応である。買い置きの金麦を持ちこんだので、セット料金6,400円だけをお支払いして宿泊ボタン鍋を楽しめた。10月にリニューアル工事をされたので、部屋や浴室も綺麗になり、快適な宿泊施設になっている。温泉が炭酸泉だからか知らないがすぐにあたたまる。
 そんなすぐれた施設だが足がないというのが難点である。サークルなどが団体で利用したいと思っても、公共交通機関としてのバス便が廃止されてしまったので利用出来ない。我が能勢町でも抱える問題だが、猪名川町営バスを走らせる構想はないのだろうか。


「割り当ては 菊菜二本の 牡丹鍋」

能勢に根付く地域寄席

              多種多様な演目と演者

            取りは校長先生「喜怒家哀楽」さん


 能勢の文化発信基地とも言うべきギャラリー・カフェ『やまぼうし』さんが始められた落語独演会も8回を数える。コロナ禍を経験してからは、如何にして持続させるかと試行錯誤され、辿り着かれたのが農家風民食「門家」のかたわら落語普及活動を続けておられる「門家寄席」さんとのコラボ開催で今回が2回目となる。
 地元能勢での開催を望んでおられたが、会場確保段階でコロナ第4波・5波真っ盛りで予約が取れず、やむなく川西市の「キセラ」という新興商業施設内にある公共施設の会議室を借りての開催になった。14人の演者の熱演で4時間近くになってしまった。終始退屈することなく個性ある噺を楽しませて頂いた。
 開演前には落語教室があったり、仲入りでは三線(さんしん)演奏、更に華としてなぞかけなどの披露まであり、天満繁昌亭に行ったような気分にさせてくれる。掛け合い落語やリレー落語などの工夫も凝らされ、目新しさにも感心した。それぞれに好き好きがあるので優劣を付けるのは個人の範疇だが、仲入り後の最後の4人は玄人並の実力をお持ちだ。
 「やまぼうし」で8回も独演会を続けて来られた、現役校長先生の「喜怒家哀楽」さんは素人落語界の頂点に立たれた方だけにピカイチだった。


「コロナ禍の 笑い納めに なれば良し」

マザーリーフ冬越し実験中

          小さな葉を仕切りケースに移し観察開始

         モミジバフウとサーモンピンクのメグスリノキ


 「葉から芽」「マザーリーフ」「子持ちセイロンベンケイソウ」と呼び名は様々だが、何時も霜枯れで枯らしてしまい、花を咲かせるまでに至っていない。昨年の冬は1枚の葉を水に浸けた状態で冬越しさせた。葉から芽を出した何代目かの孫を、植木鉢に移植出来ただけで、今年も親木としての冬越しは無理な様子だ。能勢の寒さに慣れさせた筈だがなかなか寒さに馴染んでくれない。
 今回は葉から出た若い芽を植木鉢に移さず、再び水に浸け、生き残れるかどうかの実験をしてみることにした。この状態で芽が出てくれれば、来春には冬に強いセイロンベンケイソウを育てる事が出来るかもしれない。
 金曜日のサークル例会では午前中に「残り紅葉」をソラードと云う木橋ロードから見下ろす感じで楽しんできた。各種樹木の樹冠部を飛翔するトンボの目で観察できる。樹名板も取り付けられているので、皆さんそれぞれで名前を確認しながら、五感を使って観察しておられる。メグスリノキなど間近で観察出来るので、サーモンピンクに紅葉した葉のビロード感まで確認して頂ける。秋と別れを告げる惜別の一日だった。次会は望年会や!


「観察も 秋から冬へと 衣替え」

「寅」工作提供日

           何とか見本通りの「寅」に仕上がった


 12月第1金曜日のサークル例会は毎年恒例の干支工作提供日として催行してきた。材料準備と会場の都合で参加人数を20人としておいた。ところが杓子定規として断り切れないところが辛い。結局23人までの申し込みを受けることになった。
 天気も良いのでオープンスペ―スの東屋をお借りすることにする。雨が降れば広い無料休憩所もあるから重宝している万博記念公園内である。もみじ祭りも終わったのか、児童の遠足ぐらいで、団体客は我々ぐらいの静かさである。少し手狭な床の四方に腰かけて頂き、細かい作業を部位ごとに作って貰うことにする。木工ボンドで貼り付けるには、しばらく乾かしてから接着するというコツがいる。それを待てない方が毎年おられ、失敗を繰り返して来た苦い経験があるので、今回はキッチン用タイマーを使って、5分経ったら一斉に貼り付けるという方策を試みた。それでも2~3人の方は説明を聞いていないのか、こちらの説明不足なのか上手く作業が進まない。
 サポータを頼んだ方が声をからして手順説明を繰り返されるなど、お手伝いを得ながら何とか全員の「寅」が仕上がった。世界に一つしかない手作り干支をお土産に、喜んで頂けたのが何よりだった。材料作りで指先を切ったのを知っていたのは数人位だっただろうか。包帯を巻かずに瞬間接着剤で傷口をふさいでおいたので、皆さんに心配をかけずに済んだ。


「指の傷 小春と笑顔が 忘れさせ」