ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

檜扇(ヒオウギ)

              何株にも増えたヒオウギ

             ヒオウギの実と種(参考画像)

             暑い暑い!


 植えた覚えはないのだが年々扇の数を増やしてきた。檜の扇に似ているから名付けられたと言われているが、まさに典型的な単面葉(葉に裏表がなく、見えているのは葉裏というアヤメ科植物の特徴)のヒオウギが次から次へと咲いてくれる。根茎は風邪などの生薬として用いられているが、花後に出来る黒い種に特徴があり「ぬまたば」と呼ばれて万葉集で、髪・夜など黒いものにかかる枕詞として登場している。因みに種が黒く、葉が扇型をしているので烏扇(カラスオウギ)とも言われている。
 昨日も散歩の機会を伺っていたが、カンカン照りでとても歩ける状態ではない。テレビを見る習慣はないのだが、オリンピックでのアスリートたちの頑張りは見ておきたい。コロナ禍と酷暑の中で開催される異常なオリンピックだが、アスリートたちには迷惑こそ掛かれども、何ら責任のないことである。そんな中で拍手喝采の頑張りを見せてくれている。ただ、人気急落の管が、金メダルを取ったアスリートにお祝い電話を掛けて、政治利用している映像には救いようのない嫌悪を感じる。ただ国民がテレビ桟敷で「観戦」している分には「感染」も心配ないだろう。それにつけてもビールが旨い。


「射干を 透かしてみても ニキビ顔」

やっと対面講座

               今朝のバックムーン


 地球環境『自然学』講座も今年度8回目にして、やっと対面形式で開講されるようになった。講師は京大農学博士で熱帯林の研究に携わっておられる現役教授の竹田 晋也先生である。自然学講座の先生方の殆どが名誉教授で占められているので、現役教授と聞くだけで若々しさを感じ、講座生としても若返った気持ちになってくる。永らくのリモート講座で得られなかった臨場感も影響したのかも知れない。
 ラオス・ミャンマー山地民の暮らしと文化というテーマも興味をそそられる。話の中心は焼畑農法で、日本人が過去に遠ざけてしまった農業文化への誘いである。いわば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」ともいうべきお話し。焼畑の休閑期に作られる沈香(安息香)やラックカイガラムシ、さらには砂金採りなど、何世紀も前にタイムスリップさせてくれる。帆船カティサークの甲板にチーク材が使われているエピソードなども、講座のスパイスとして興味深く拝聴出来た。木材が高騰しているらしいが、フローリングをチーク材で張り替えたいなあ~と思ってしまったほどである。
 何時も鮮魚を求めて買い出しに行くスーパーでアワビを見付けた。刺身用として購入したが、大間で食べたアワビステーキの味が忘れられなかったので、酒蒸しにしてみた。長崎産の剣先イカはもちろん刺身だ。おきゅとまで手に入った。


「講座後は ビールで頭 冷やす癖」

バックムーン(男鹿月)

             カーネーションが粉々に

              風船はどうなるかな?

           セラミックと磁石で超伝導体の実験


 7月の100%満月は昼間に当たるので、昨夕から今夕にかけて観る月がほぼ満月に近いだろう。今月の満月はバック(バク)ムーンと呼ばれて、鹿の角が生え替わる時期を意味するらしい。ウルフムーンに始まり、ピンクムーンなどもブログ紹介してきた。満月の名称は1月から12月まであり、それぞれに謂れがあるので、月々の意味をイメージしながら月を愛でるといっそう楽しくなれるだろう。たまたま夜中に目を覚ましたので、これ幸いとバックムーンを撮ることが出来た。今日も素晴らしい1日になれるような予感がする。なつのよの
 科学館に行った日が夏休みに入っていたから、特別企画としてサイエンスショーが催されていた。テーマは「マイナス196度の世界」と題した液体窒素を使った科学実験である。別に目新しいテーマではないのだが、実際に実験に立ち会うと感慨ひとしおというところか。もう一度子どもに返りたい衝動に駆られる。
 液体窒素の中にカーネーションの花を浸けると瞬時に凍ってしまい、ガラスが割れる如くに粉々になってしまう。風船やボールが縮んでしまったりすることに、子どもたちの驚きの声が湧き上がる。ヤカンに液体窒素を入れると、周りの空気中酸素が冷やされて液化しているのまで見せて貰った。更に驚いたのは、セラミックと磁石の実験では、形状記憶が出来ている様を確認できた。知らないことばかりで、目から鱗が落ちる連続だった。


「夏の夜の 満月何故か 気怠そう」

科学館へ


 避暑先として思い浮かべたのは映画館と図書館だった。ところが能勢にはそのどちらもない。辛うじてある図書室では長時間すごせる環境ではない。仕方なく遠征を余儀なくされた。ところが365連休呆けしているシニアには、夏休みと連休が重なっていることに気付かず出掛けてしまった。
 大阪市立科学館には家族連れが押し寄せ、ごった返していると言う有様である。ワクチン接種を終えているので余り気にすることもなかったが、絶えずアルコール消毒を繰り返しながらの観覧となった。入場時に検温とマスク着用チェックを受けるものの、展示物に手を触れて楽しむようになっているので、子どもたちへの感染リスクが高いような気がする。
 長居植物園にある大阪市立自然史博物館では7月中旬から10月半ばまで「アインシュタイン展」が開催されている。そのダイジェスト版と言うべき展示が科学館でも観ることが出来る。博物館では1500円の入場料が必要だが、科学館では400円というのが嬉しい。その差額を昼食時のビール代に回せる!なんて凡人はすぐに小市民的発想になってしまう。
 相対性理論など展示パネルを読んでまわったが、枯渇してしまった頭にはなかなか内容まで到達できない。ノーベル賞受賞100周年にあたり、ユニークな彼の風貌と人となりに触れて「格好いいじゃん!」と思っただけで良しとしたい。


「ビール乾し 仕入れた知識 泡と消え」

虫除けトンボ

            ハグロトンボとシオカラトンボ♀

               トンボの工作見本


 難題を持ち込まれた。「虫除けトンボ」を作ってと言う依頼だ。妻の山歩き仲間から教えられたのは、オニヤンマのブローチを着けていたら、捕食対象の虫たちが防衛本能から近付かないらしい。そこでオニヤンマのブローチ作りのお願いになった。僕よりもサークル仲間の赤トンボさんを紹介しようかな。彼女は赤トンボのブローチをたくさん作ってこられた実績をお持ちだから。
 トンボの工作は今まで何種類も作ってきたが、オニヤンマまでは作っていない。基本的には子ども対象の自然工作なので、自然素材を貼り合わせるだけの簡単工作である。もちろん色を塗ったりしなかった。ところがオニヤンマらしく作ろうと思えば、彩色無しには表現できないだろう。虫目線で作らなければ虫除け効果は望めない。
 先ずはトンボ観察をしなければと花壇周辺を見渡す。放置花壇に来てくれるのはハグロトンボやシオカラトンボぐらいで、オニヤンマなどは訪問してくれない。しばらく観察を続けたが参考にはならなかった。虫たちが怖がるのはオニヤンマの頭部だろうか?子どもの頃トンボ釣りをして、鋭いアゴで噛まれたことを思い出す。取りあえずは全体の雰囲気を似せて作ってみようかな。完成させて虫除け効果が望めたら特許が取れるかも知れない!などと夢想する真夏の午後だった。


「二度わらし 未だにトンボ 追っかけて」