6san-activelifeのブログ

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

射干


 奈良国際フォーラム甍~I・RA・KA~の庭園ではシャガが見頃を迎えている。色んなところで見かける花だが、ここでの群生は人の手で丁寧に管理されているので殊の外綺麗だ。漢字表記では著莪とか胡蝶花なども充てられている。アヤメ科アヤメ属で朝に開いて夕方には萎んでいまう。艶やかな装いだが、儚さを併せ持つ一日花だ。寺院などによく植栽されているが、人家近くの空き地や低山などに自生しているのを見かける。古くに中国から渡来してきた帰化植物らしい。
 観察会では何時も“耳にたこが出来る”ぐらい同じ話をしている。葉っぱを観て貰い「果たしてこの葉の裏表はどちらでしょう?」と問いかける。初めての方は真剣に観察されるがよく判らないと仰る。そこで「これは全部裏なのです」と答え『単面葉』といわれる形態を持つ植物だと説明する。アヤメ科の仲間やネギなども単面葉で、見えている部分は裏側という事になる。葉の根元の方を観察すると掌状で他の葉を挟んでいる様子が判る。挟んでいる面が表という事になる。


「薄暗き 木蔭にパッと 胡蝶花」

桜三昧

          エドヒガン系「八重紅枝垂」を観察中

             遅咲きの「カスミザクラ」

            ココノエザクラのサクランボ

     カスミザクラが重弁化した天然記念物「ナラノヤエザクラ」

              緑色が珍しい「御衣黄」

        雌しべ2本を普賢菩薩の象の鼻に見立てた「普賢象」

            めでたい席に供される桜茶三種


 トンボのメガネ例会で奈良の桜を訪ねました。奈良では桜を一月半ほど楽しめ、今は終盤期を迎えています。今回の目的は天然記念物に指定されているナラノヤエザクラとココノエザクラの観察です。欲張って両方観ようとしたのが、そもそもの間違いです。一週間前の下見ではココノエザクラが最盛期でしたが、昨日は殆ど花を散らし、すでに結実していました。重弁化した花は結実しないというのが通説ですが、この桜は雌しべが1~3個あり実をつけるのです。カスミザクラの重弁化したナラノヤエザクラはまだ蕾で、僅かに開花したのを見付けて特徴などを観察しました。その元であるカクミザクラも観て貰えたので、満足できる観察会になりました。
 一般的にサトザクラと云われる園芸品種の八重桜で、御衣黄(ぎょういこう)鬱金桜(うこんざくら)関山(かんざん)の塩漬けしたものを持って来て頂き、お昼に桜茶を作って頂き、飲み比べをしました。午後からはそれらの桜を訪ねた事は言うまでもありません。打ち上げは赤白ワインで桜色になり、満ち足りた気持ちの桜三昧の一日になりました。


「古の 都ひねもす 桜色」

芽吹き

                タラノキ新芽

             採り頃のアカメガシワ新芽


 山菜の季節になりました。トンボのメガネでも山菜料理を計画しているので、人気のタラノメを探しに出掛けました。あれば採取して冷蔵庫で眠らせておけば、2週間ぐらいは保存出来るからです。タラノメを採ったよという情報は出雲からも届いていました。ところが、我が能勢ではまだほとんど採取できるまでに開いていません。それでも採り跡が散見されるので、地の利を活かして絶えず確認に行かなければ、売るほどまでは採れません(*^_^*)。アカメガシワも若い葉を出し始めて来ました。こちらはあまり知られていないので当日近くでも採取出来ます。
 タラノメやコシアブラやウドなどウコギ科植物の新芽は山菜として人気があります。タラノメは山菜の王者と云われ、地方の旅館などでも供されるので、誰もが血眼になって探します。ロク的にはコシアブラの方が風味があり好きな山菜です。あまり知られていないアカメガシワも捨て難く毎年採取しています。どちらも副作用のない薬効があり、利用したい植物です。2番芽は採らないようにと言いますが、パイオニア植物で新たな幼木が出て来るので、絶滅の心配はありません。


「芽吹き山 日増しに色を 変えにけり」