ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

苺の木

             苺の様な実を付ける(参考画像)


 10月26日伊丹緑道歩きの時、画像紹介だけしたイチゴノキだが、花と実で楽しませてくれる時期になってきた。この季節、京都府立植物園に行くと必ずと言っていいほど苺の木を訪ねる。熟れていれば内緒で一粒だけ失敬する。あまり美味しいものではないが生食も出来る。ジャムに加工したり果実酒にすれば良いようだが、我が家に植えていないのでそれも出来ない。最近個人の庭に植えられているのをよく見かけるようになってきた。
 イチゴノキは南ヨーロッパ地中海沿岸原産でStrawberry-treeと呼ばれている。ドウダンツツジの様な壷形の花を咲かせるのでツツジ科と言うのは直ぐに判る。晩秋に花を咲かせ、翌年同時期に実が熟れる。花と実を同時に楽しめる事から人気が出て来たようである。驚くのは氷河期の遺存種だと考えられている。そんな植物と知れば、我が家に植えてみたくなる。
 昨日は坪内稔典先生の俳句教室があった。宿題のお題は「袋」と自由句で、提出された38句の内から4句選んで挙手投票する。選句眼は肥えて来たようで上位人気2句を選んだ。ただ僕の句にはあまり投票が集まらなかった。皆さんまじめな句作りをされているが、ロクは教室に慣れて来たこともあり、「秋深し妻に内緒の綴じ」という笑点風のふざけたものを提出した。票数こそ集まらなかったが話題と笑いは提供できた。


「花と実で 初冬彩る 苺の木」

50歩100歩


 観察会は下見と本番、新規開発などで月4~5回行っているが、山に行く機会がめっきり少なくなってしまった。あらかじめ日程が決められている「50歩100歩」は数少ない山サークルである。他に地元の「低山会」と言うのがあるが、休日催行なのでなかなか日程が合わない。月曜日例会の「北摂の山を楽しむ会」も他の行事と重なってしまう。と言う事で女性リーダーの50歩100歩は参加可能な数少ない山サークルになっている。火曜日催行だから「花曜日」ハイキングと名付けている。華などと言える時代は過ぎ去っているのだが、末永く付き合って貰いたいための苦肉のおべんちゃらである。
 皆さんお歳に似合わずに元気な方ばかりでしっかり歩かれる。阪急池田駅から出発して「きずきの森公園」まで歩き、そこから里山コースに入るという長いコースになった。猪名川沿いを散策気分で歩き、住宅地を延々と歩き、地元の人に公園へのアプローチを訪ねながらの歩きになり、公園の見晴らし台に辿り着いた時には12時を回っていた。朝から曇り空で今にも降り出しそうな空模様である。
 見晴らし台で食事を終え、山への取り付き口を探す。いきなりの急登で食事後の登りは堪える。それでも山に入ると嗅覚が働き目指す方向が読める。曇っていても太陽の方向はだいたい判る。もちろんリーダーはコンパス持参だが使う事もない。283.7mの石切山が今日のピークである。下山はハイキングコースにもなっている満願寺から最明寺滝を経て阪急山本駅に降りた。登山口までのアプローチで半分以上を費やしたが、山歩きコースは約半分、トータルでは19,000歩で5時間ほどの歩きになった。


「曇り空 山装うも 紗掛かり」


花後

         花と勘違いしたタツナミソウの一風変わった花後


 ひとくらクラブで植性調べをしている時にどうしても判らない植物に出合った。そんな時には写真を撮って帰り、あとで図鑑で調べるのだが、手持ち図鑑に載っていない時がある。やみくもに図鑑の頁を繰っても時間が掛かるだけで、名前に辿り着けないこともになる。あらかじめ何科の植物かと言うことを、花で判断したり葉や茎で判断する。およそ科が判ればいずれかの図鑑には掲載されている。全く判らない時には「花の名前の手帖」「野草の名前」「山渓ハンディ図鑑」や「葉っぱで見分けるー樹木ハンドブック」などを使って調べる。最近の外来種までは網羅されていないので、そんな時には帰化植物図鑑をお持ちの仲間に問い合わせる。
 今回なかなか名前を同定出来なかったのは、撮った写真を花だと勘違いしていたからである。仲間に写真を送って調べて貰ったら、花ではなく「花後」だという。結実する前の状態だったのを、変わった花だなと思い込んでいた。結論的には先日もアップしたお馴染みのタツナミソウの花後だった。植物たちはいろんな顔を見せてくれるので、知れば知るほど愛しくなってくる。


「雨予報 ひと匙ほどの 寒気連れ」

植生調査

              作業開始前の準備体操

          自然植物観察エリア「にこにこパーク」


 先月は日程が合わずにお休みした「ひとくらクラブ」の例会に参加してきた。一昨日はひとくら公園開園20周年記念行事としてシンポジュームが開催され、クラブ代表が活動報告をされたり、例会で取り組んだ里山文化を伝える工作展示で、活動の一端も紹介されていた。あいにくシンポジュームには参加出来なかったが、展示を残して置いて下さったので雰囲気だけでも伝わった。
 例会午前中は一般参加者も交えて、公園からお借りしているエリアの整備作業などを皆で勉強しながら進める。子どもたちが下草を刈ったり、成長した木の伐採などを経験出来る貴重な冒険タイムになっている。刃物を扱うので保護者にも協力して貰い、怪我のないように気を配る。午後からはランチョンマットを作るための落葉拾いと、秋色の深まった公園内の散策を楽しんでおられた。
 お借りしているエリアは金網で囲まれ、鹿害もないのでたくさんの植物が自然状態で成長している。全くの皆伐地だったので先駆植物の調査としては願ってもないエリアになっている。前回までに同定出来た植物は木本中心に36種だったが、今回新たに17種増え53種まで確認出来た。幼木でまだ同定出来ていないものも何本かあった。草本は季節によって姿を消したりするので、正確な調査まで出来ていない。


「鹿鳴くも 草木のびのび 新天地」

外来魚


「守ろう日本の淡水魚:外来魚に脅かされる日本の水辺の生物多様性」というテーマの地球環境『自然学』講座で、如何に外来魚が日本の在来種を危機状態にしているかという興味あるテーマだった。講師は近畿大学名誉教授の細谷和海先生。日本魚類学会の会長もされておられる方で、如何にして外来魚を駆除するかに日夜頭を悩ませておられる。
 生態系の中で外来魚がどのような負の効果をもたらしているか。生態的影響・遺伝的影響・病原的影響と計り知れない未知の影響(フランケンシュタイン効果)など多岐に渡る負の影響を与え続けている。
 我々素人目にも外来魚の食害はよく知るところである。ブラックバスやブルーギルの侵入で在来種が絶滅の危機に瀕している。遺伝子的には近縁種との交雑が心配される。今までそこの環境に順応して来た在来種が、交雑によって染色体が不整合になり、種の保存が出来なくなったり、反対に淘汰されて外来種の形態だけの個体群になったりする。また無抵抗な在来種に新たな病原菌が持ちこまれる危険性もある。
 外来魚の定義は外国から持ち込まれた国外外来魚以外に、日本国内で地域移動させたものも国内外来魚とされている。他に人工改良された錦鯉や、今人気のヒメダカなどを野外に放流した時点で第3の外来魚とみなされる。
 何故生物多様性を守ることが人類にとって重要かを3時間にわたり、系統だった話を拝聴出来たが、成るほど成るほどと頷くばかりだった。ブラックバスを食べようという試みもあるが、それは産業に結び付くので駆除にならないとの話にも納得出来た。


「泡沫と 落葉の如く 魚の去り」