たぶん在来のザイフリボクと同定
クロモジのお茶パックと房楊枝
玉の浦が落花
今日に間に合わすための山菜集めに歩いている時に、思わぬ処に自生しているザイフリボクを見付けた。家から2~3分という近さである。急いでデジカメを取りに帰り画像に収めておいた。在ったことを忘れてしまうからである。
ザイフリボクは別名でシデザクラとも呼ばれるバラ科の落葉高木で、10m前後まで成長する。原産地は日本の中部以南で四国、九州まで分布している。アメリカザイフリボクとの違いを実際に観察していないので、図鑑による知識だけである。在来ザイフリボクならめったにお目にかかれないので嬉しいのだが。日本のザイフリボク属はこれ1種しかない。
生け花、茶花などに好んで用いられているので、枝を持って帰りたいが、結実した様子も観察したいので、そっと内緒にしておきたい。
今日の野草料理に集いでクロモジ茶を提供したいので、小枝を刻んでお茶パックを用意しておいた。クロモジは高級和菓子の楊枝としてお馴染みだが、今回は江戸時代から利用されてきた房楊枝の見本も作ってみた。ルーツを辿れば1300年前からの歯磨き文化にも行き着くので、光る君への世界にタイムスリップをして頂けるかも知れない。
「山野菜 采振るすがた 山笑い」