ロクさんのアクティブライフのブログ

自然観察を通してのシニアの元気報告を575に託してお届けします。

自然観察を中心に、アクティブに活動している様を、
写真とコメントを交えて俳句にまとめています。
毎日発信でシニアの元気報告になっています。

七夕工作


 小学校アフタースクールの本番日を迎えた。抽選で選ばれた18人の1,2年生が図工室に集まり、昨年山歩きをした2年生たちから懐かしげに「ロクさん!」と声が上がる。1年生とは初対面だったが、とっかかりの「つかみ」が必要ないほど2年生が場作りしてくれる。
 島根・鳥取に発生した線状降水帯が近畿まで流れ、時折激しく降る雨が気になる天気だが、予定した七夕工作を進めることとした。「七夕」につながる自然工作で思いついたのは、短冊に見たてたタラヨウを笹にぶら下げるというアイデアである。葉っぱに字が書けるという不思議を体感させることができる。そのための鉛筆づくりからスタートする。お手伝い願ったサークル「メダカの学校」メンバーがセイタカアワダチソウの茎を準備してくださった。その茎に爪楊枝を差し込んで鉛筆の芯にする。それだけでは芸がないので、見本を用意して動物の顔を作らす。思い思いの動物鉛筆が出来上がった。
 早速自作の鉛筆でタラヨウの葉っぱに願い事など書かせる。爪楊枝で書いた箇所が黒くなっていくのにびっくりする子どもたち。もう一つ伝えたいのは、短冊を笹につるすための「こより」作りである。ほとんど忘れられてしまった古の生活文化ともいうべき「こより」を伝えられたことも良かったのかなと、自己満足している。
 教育委員会で用意していただいたササに、願いことを書いたタラヨウの短冊を吊るし、得意げに帰宅の途につく児童たちを見送りならが、2時間を締めくくった。


「七夕の こより作りに 四苦八苦」

凌霄花(ノウゼンカズラ)


 散歩途中で農家の屋敷内からノウゼンカズラがぶら下がっているのに出会した。今でも人気があるのか新興住宅地でもよく見かける。花期が長いので好まれているのだろう。でも一日花だから落下した花を片づけるも大変だろう。
 ノウゼンカズラは中国原産で平安時代以前に薬草として渡来してきたと考えられている。日本の風土に馴染み、山里に相応しい雰囲気を持つ花である。貝原益軒は毒草と判断したようだが、花の蜜に毒があるという科学的根拠は確認されていないらしい。利尿・通経の薬効を持つと言うことだが、その有効成分すら不明とのこと。大型のオレンジ色の花が次へと次へと咲き続けてくれるだけで、涼風を連れてきてくれる感じがする。
 我が家でもアメリカノウゼンカズラを植栽していたが、猫の額花壇を我が物顔で威張り散らしいていたので伐採してしまった。ところが毎年芽を出し、駆除するのに数年も掛ってしまった。それほど勢力旺盛なつる性植物だった。
 農家に似合う花としてキキョウも捨てがたい。ネムノキはどうだろう?少し暑苦しいかな。


「白壁に 垂らす凌霄 ゆとりさえ」

擬宝珠(ギボウシ)

            コバギボウシ

                ヒメコウゾの実

               焦げちゃった!


 宿題を抱えているので外出できない日々が続いている。明日の午後アフタースクールで工作提供を頼まれいる。出来ることならば七夕につながる自然工作を提供したい。対象は1.2年生でほぼ2時間。2時間も掛けて子どもたちを楽しませる工作に頭を悩ませた。年度末の3月には「バンブーアート」ということで自由な発想で作らせたが、今回は七夕飾りの自然工作で勝負することにした。
 お手伝いを頼んでいる仲間に「こより」が作れるか確認すると、お二方は経験がないと仰る。急遽子どもの見守り隊の仲間にお願いして、こより作りの特訓を受けることになった。七夕飾りを「こより」で吊したいという、古き時代の文化を伝えたい思いからである。
 気持ちだけが忙しい数日だが、数歩だけの息抜き散歩に出てみた。春にはショウジョウバカマが咲く小さな水路に、ギボウシが申し訳程度に咲いていてくれた。ギボウシとはキジカクシ科ギボウシ属の総称であり、コバギボウシ、オオバギボウシ、イワギボウシ、更に秋のお彼岸に咲くオヒガンギボウシなど各種ある。昨日見付けたのは多分コバギボウシだろう。ヒメコウゾの実も熟れていたので、味見したが舌に毛が刺さる感じがしてお勧めできない。
 ブログ仲間の里山さんが甘酸っぱい思い出トーストを披露されていたので、真似をしてみたくなり試してみた。結果は「焦げちゃった」というお粗末!


「ワクチンは 終えたの電話 花擬宝珠」

平和行進パレード

            勢揃いした自動車パレード面々

            広島市の花 キョウチクトウ


 例年欠かさず開催されている「原水爆禁止国民平和大行進」に参加してきた。8月に広島と長崎で行なわれる原水爆禁止世界大会に併せて、日本各地から網の目で行進しながらバトンタッチを繰り返し広島・長崎に繋げる取組で今年は64回目を迎える。核兵器禁止は世界の流れになり、今年1月に国際条例として発効する運びになったことは記憶に新しい。アメリカの核の傘に頼っている日本は「橋渡し役」という屁理屈を付けて、未だに批准国に入っていない。
 豊能郡豊能町と能勢町は郡労連が事務局を引き受け、毎年広域エリアを自動車パレードという形で実施されてきた。豊能町をスタートとして、能勢町でゴールするのは毎年のことである。両町長からも連帯のメッセージが届けられ、平和への誓いを表す場になっている。2,3年前までは宣伝カーの運転手も引き受けていたが、地球温暖化を食い止めるために車社会からの決別を決めてからは、極力車に乗らないようにしている。ハンドルを持たないと決めてからは運転手も辞退している。
 時あたかもオリンピック聖火リレーのパフォーマンスが続けられているが、あちらは金・金・金(かねかねかね)が目的らしい。一方こちらは手弁当で命・命・命をテーマに原水爆禁止を求め続けてきた。都議選の結果がどう出るか興味津々だったのだが。


「平和への 舵を取るごと 夾竹桃」

今年もジャコウアゲハ

              卵と幼虫まで発見!

             持ち帰った幼虫がサナギに

         トウモロコシの生はビールに合わなかった


 先日ジャコウアゲハが里帰りしてくれた画像をアップしたが、別の個体と思われる1頭が植栽してあるウマノスズクサに羽を休めてくれた。もしかしたら卵を産み付けたのかも知れない?と葉裏観察をすると期待通り卵が4個ついている。昨年移植したウマノスズクサは1株しか根付いていない。その株には卵から孵ったばかりの小さな幼虫までが観察出来た。1株では成長とともに食い尽くされてしまうことになる。急遽ウマノスズクサ採取に出掛けたのは言うまでもない。様子を見ながら餌用として補給してやらなければならない。
 かなり前に幼虫採取をして来たが、その幼虫がサナギになり羽化を待っている。羽化に出会したいのだが、一応ステイホームが解かれたので外出の機会が増えてきた。外出中に羽化してしまったらどうしよう!とあらぬ心配事が増えてしまった。今年もジャコウアゲハの観察に明け暮れることになりそうだ。妻からは「あなたの子どもだから、しっかり面倒を見なさいよ!」と釘を刺されている。
 ウマノスズクサ採取に出掛ける道中に、畑で各種野菜を作り現地販売している方がおられる。散歩途中の方が採れたて野菜を購入される。僕も顔馴染みになり、野菜が収穫出来る段階で電話連絡を頂く手はずになっている。通りがかったのでトウモロコシの出来具合を確認すると、少し収穫に早いが2本だけ見繕って持たせて下さった。もぎたてなので生で食したい。甘さはあったが未熟感が残り、ビールのあてにはそぐわなかった気がする。何よりももぎたてを生食できるのが嬉しい。小銭の持ち合わせがなかったので、今日は200円をポストに届けておかなければ。


「卵から 面倒みます 夏の蝶」