万博記念公園駅の巣立ち間近のツバメ
エゴノネコアシとアブラムシ確認
アジサイ学名になった「水瓶」姿の「かく果」
ミヤギノハギも咲き出した
永らくサークル例会を自粛していたが、緊急事態宣言がやっと解除になり、高齢者のワクチン接種も進んできたので、そろそろ大丈夫だろうと観察会を再開することとした。とは言え、今まで同様コロナ対策をしながらの活動であることに変りがない。
まだしばらくは遠出を避けたいということから、手始めに万博記念公園からのスタートとした。この公園も永らく閉園されていたので、園内整備中で立ち入り禁止エリアだらけである。準地元というべき仲間が園内を熟知されているので、総勢13人の案内役を引き受けて貰った。少し時期を逸した感があるがアジサイは観ておきたい。たまたま7月2日からの5日間
は「半夏生」にあたるので、花期として咲き出しているハンゲショウも抑えておきたい。スイレンやハスも素通りは許されないだろう。
アジサイは過去に何度も観察している。今回は学名のHydragea Macrophyllaになっている実際の姿を、ガクアジサイの「かく果」から確認することが出来た。Hydrは「水」を意味し、angeaは「容器」を意味するギリシャ語である。併せて「水瓶」になった。アジサイの「さく果」の形が水瓶に似ることから学名になった。そんなことを教えてくたのは元教師のサークル仲間からである。
エゴの猫足も下見してくれた仲間が見付けてくれた。森のシャンデリアと言われるエゴノキが花を落とすと、同じようにたくさんの実をぶら下げる。我々はそんな実には目もくれずに、エゴノネコアシと呼ばれる虫こぶ探しをする。エゴノネコアシアブラムシという生き物が介在して「エゴの猫足」を作る。アブラムシはイネ科のアシボソとの行き来が出来ないと、エゴノキに虫えいを作れないという共生関係も面白い。
「ビールより 新たな知識に 満たされて」